開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 |
授業科目番号 | 15 |
授業科目名 | 格子欠陥学 |
開講曜日と時限 | 火曜3〜4時限 |
教室番号 | N104 |
開講学期 | 後期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 材料物性工学専攻1年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
担当教員 | 幸野 豊(KOHNO、Yutaka) |
教員室番号 | K-606 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5660 |
連絡先(E-Mail) | kohno@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 水曜日 午後4時30分〜午後7時30分 |
授業のねらい | 実在の結晶性材料は多種類の原子レベルでの欠陥(格子欠陥)を含んでおり、材料の性質に大きな影響を与える。この授業では、各種格子欠陥の基本的性質について深く学ぶとともに、主として金属材料の強度特性変化と格子欠陥の相互関係について検討する。 |
到達度目標 |
1.各種格子欠陥の性質や相互作用について学び、格子欠陥に関する体系的な知識を得ることができる。
2.各種格子欠陥とマクロな材料強度特性との関係を学び、実用材料の強度発現機構における格子欠陥の役割を理解することができる。 3.各種格子欠陥に関する種々の理論を学び、関連する研究論文等を発展的に理解することができるとともに各自の研究へ応用することができる。 |
授業計画 |
第1週 格子欠陥の種類。
第2週 点欠陥。熱平衡点欠陥。 第3週 点欠陥相互作用。 第4週 転位の幾何学、弾性論、相互作用。 第5週 転位の運動、増殖。 第6週 分解せん断応力。パイエルス応力。転位の分解。 第7週 転位と他の欠陥の相互作用。 第8週 積層欠陥。双晶。 第9週 粒界。 第10週 格子欠陥と拡散現象。 第11週 降伏、加工硬化。 第12週 固溶硬化。 第13週 照射硬化。 第14週 半導体、イオン結晶の格子欠陥。 第15週 格子欠陥の電子顕微鏡観察について。 第16週 補講日。 |
教科書及び教材 | 講義で使用するOHPをCD-ROMにて随時配布するとともに、ホームページ上にも随時掲載する。その他の参考資料(図表等)も掲載するので参考にすること。 |
参考書 |
F.Agullo-Lopez, C.R.A.Catlow, P.D.Townsend著「Point Defects in Materials」Academic Press。
F.R.N.Nabarro著「Theory of Crystal Dislocations」Oxford University Press。 |
成績評価方法 | 随時課すレポートの成績により評価する。 |
履修上の注意 | |
教員からのメッセージ | |
学習・教育目標との対応 | |
関連科目 | |
その他 | ホームページの資料閲覧方法については、初回講義時に案内する。 |