開講年度 | 2007年度 |
教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 材料物性工学専攻 |
授業科目番号 | 25番 |
授業科目名 | 材料物性工学特別講義 |
開講曜日と時限 | 未定 |
教室番号 | 未定 |
開講学期 | 前期 |
単位数 | 2単位 |
対象学科・学年 | 材料物性工学専攻1年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 集中講義 |
担当教員 |
1)田中 功(TANAKA, Isao)(非常勤講師・京大院工 教授)
2)小田 研(ODA,Migaku)(非常勤講師・北大院理 准教授) |
教員室番号 | 未定 |
連絡先(Tel) |
1)佐々木 眞 0143-46-5655
2)高野 英明 0143-46-5617 |
連絡先(E-Mail) |
1)佐々木 眞 sasaki@mmm.muroran-it.ac.jp
2)高野 英明 takano@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 未定 |
授業のねらい |
本講義は,本学教員以外の外部の講師による講義である。
材料物性工学に関する最近の話題や,本学において開講されていない学問分野における基礎および応用の講義を行う。 |
到達度目標 |
1)について
先端分野の材料研究・開発のためには,電子論の基本的理解が不可欠である。本講義では,そのために必要となる量子論の初歩について復習したあと,量子論に基づいた計算が材料設計に至る道筋を学ぶ。そして最新の計算材料学の成果に触れることを通して,その応用範囲を理解する。 2)について 材料物性の一つの例として、超伝導の基礎と応用について学習する。まず超伝導の諸現象や発現機構(BCS(Bardeen-Cooper-Schrieffer)理論)を概観し、その後超伝導の幾つかの応用について学ぶ。また、近年発見された銅酸化物高温超伝導体の物性を概観すると共に、 材料物性研究における最先端の研究手法についても理解を深める。 |
授業計画 |
1)について
(1)最新の第一原理計算の成果紹介 (2)量子論の初歩についての復習 (3)エネルギー変換材料への応用 (4)電子セラミックスへの応用 2)について (1)超伝導現象の概観 (2)超伝導発現機構−BCS理論 (3)超伝導の応用 (4)銅酸化物高温超伝導体の諸物性と高温超伝導のメカニズム |
教科書及び教材 |
1)について
授業で用いる教材としてプリントを配布 2)について 授業で用いる教材としてプリントを配布 |
参考書 |
1)について
「量子材料学の初歩」(足立裕彦,田中功著,三共出版) 2)について 未定 |
成績評価方法 | レポートで評価する。 |
履修上の注意 |
本講義は各非常勤講師が1単位分の講義を行う。2つの講義を受講して2単位となる。
1つだけを受講しても単位は出ない(1単位とはならない)ので注意すること。 (1年次、2年次合わせて4つの特別講義が開講される。その中から2つを受講すること。) |
教員からのメッセージ |
1)について
量子論というと敷居が高いと思うかもしれませんが,すでに先端的な材料科学では物理的,化学的などの分野を問わず,量子論の成果を普通に利用しています。電子論計算を研究室の片隅で,当たり前のように行う時代は,すぐそこです。本講義では,数式をほとんど使わず,最新の成果を「おはなし」する予定です。ご来聴を歓迎します。 2)について 超伝導リニアモーターカーの応用で知られる超伝導現象は、材料物性の最も興味深い研究対象の一つです。超伝導が起こるメカニズムとその応用について、超伝導磁気浮上車両模型を用いたデモンストレーション実験も交えながら易しく講義します。 |
学習・教育目標との対応 | |
関連科目 | |
その他 |