開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 |
授業科目番号 | 12 |
授業科目名 | 電磁気学特論 |
開講曜日と時限 | 木曜日 3,4時限 |
教室番号 | C309 |
開講学期 | 前期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 電気電子工学専攻1年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義,演習 |
担当教員 | 中根英章(NAKANE,Hideaki)(電気電子工学科・エネルギーエレクトロニクス講座) |
教員室番号 | F305 |
連絡先(Tel) | 0143−46−5548 |
連絡先(E-Mail) | nakane@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 月曜日(17:00-18:00)、金曜日(16:30-18:00) |
授業のねらい | 静電場・静磁場,渦電流場,電磁波など,電磁現象を統一的に扱う理論体系としての電磁気学,およびその実用面としての電磁界解析について教授し,さらに演習により理解を深める. |
到達度目標 |
1 .電磁場の問題に直面したとき,その現象を適切な電磁場の方程式を用いて記述することができる.
2 .系を記述する電磁場の方程式を,適切な近似のもとに解析的に解くことができる。 |
授業計画 |
1.数学的補償(1週)
ベクトル解析,演習問題 2.電磁気学の体系(1週) マクスウェル方程式,構成方程式,電荷電流保存則,演習問題 3.静電場・静磁場(2週) スカラー・ベクトルポテンシャル,ポアソン方程式,クーロンゲージ,演習問題 4.電磁誘導・渦電流場(2週) 電磁誘導,電流保存則,表皮深さ,渦電流,演習問題 5.電磁力・マクスウェル応力(1週) 電磁力,マクスウェル応力テンソル,ポインティングベクトル,演習問題 6.マイクロ波・電磁波(2週) 波動方程式,ヘルムホルツ方程式,導波管,ダイポール放射,演習問題 7.電磁界解析の数学的準備(1週) 電磁界解析概要,線形代数学,行列方程式の解法,有限要素近似,演習問題 8.差分法(1週) 有限差分近似,具体例 9.有限要素法(2週) 汎関数,変分原理,有限要素行列方程式,具体例 10.境界要素法(1週) グリーンの定理,境界積分方程式,離散化と境界要素方程式,具体例 |
教科書及び教材 | なし |
参考書 |
1.パノフスキー,フィリップス 著「電磁気学(上,下)」(林,西田 訳)吉岡書店 定価(2,600 円+税)
2.J.D.Jackson, ”Classical Electrodynamics” (2nd Ed.), Wily 3.H.H.ウッドソン,J.R.メルチャー,「MITコアカリキュラム 電気力学」 産業図書 |
成績評価方法 | レポート(30点満点),期末試験(70点満点)で,合計 60 点以上を合格とする。 |
履修上の注意 | |
教員からのメッセージ | 本科目は、暗記的な要素はほとんどなく、体系的な理解を要し、すべて前の授業からの積み重ねである。 授業に出席し積極的に不明なところを質問するなど、その都度その都度、授業内容を理解しておくこと。 |
学習・教育目標との対応 | |
関連科目 | |
その他 |