開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 |
授業科目番号 | 3 |
授業科目名 | 情報ネットワーク特論 |
開講曜日と時限 | 火曜9〜10時限 |
教室番号 | A309 |
開講学期 | 後期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 情報工学専攻1年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
担当教員 |
1). 畑中雅彦(HATANAKA, Masahiko)(情報工学科 計算機システム学 (Computer Systemics) 講座)
2). 本田 泰(HONDA, Yasushi)(情報工学科 コンピュータ知能学(Computational Intelligence)講座) |
教員室番号 |
1). V506, D307-1
2). V607, D305-1 |
連絡先(Tel) |
1). 0143-46-5427
2). 0143-46-5465 |
連絡先(E-Mail) |
1). hatanaka@wil.csse.muroran-it.ac.jp
2). honda@csse.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | |
授業のねらい |
この授業では,情報ネットワークのなかでも並列コンピュータによる並列計算の基本原理とその応用について講述する.
並列コンピュータによる計算速度の需要や,その向上の可能性について学ぶ.また,それらを実現するためのメッセージ通信やアルゴリズムについて学ぶ. |
到達度目標 |
1)メッセージ通信マルチコンピュータのアーキテクチャや速度向上度測定方法などについて理解を深める.(25%)
2)メッセージ通信プログラミングの基本や理想的並列計算について理解を深める.(25%) 3)分割統治法などの具体的計算方法について理解を深める.(25%) 4)計算負荷の概念を理解し,その平均化について理解を深める.(25%) |
授業計画 |
1週目:本講義における注意事項の説明
2週目:計算速度の需要および並列コンピュータの種類,アーキテクチャ 3週目:ネットワーク結合コンピュータおよび計算速度向上の可能性 4週目:メッセージ通信プログラミングの基本 5週目:並列プログラミングのデバッギングと評価 6週目:理想的並列計算とその例 7週目:分割と分割統治法 8週目:分割統治法の例 9週目:パイプライン技法と計算プラットフォーム 10週目:パイプラインプログラムの例 11週目:同期型計算 12週目:同期式繰り返しプログラムの例 13週目:負荷平均化 14週目:動的負荷平均化 15週目:分散終了検知アルゴリズムとプログラム例 |
教科書及び教材 |
Barry Wilkinson, Michael Allen 著
飯塚 肇,緑川博子 訳 「並列プログラミング入門]丸善株式会社 |
参考書 |
Barry Wilkinson, Michael Allen,
”Parallel programming” PRENTICE HALL |
成績評価方法 | 講義内容の中から出題し,口頭発表と質疑応答の結果から評価する. |
履修上の注意 |
コンピュータの構造やネットワークについて基本的な事柄を理解していることが望ましい.
80%以上の出席が必要(未満の場合は、非履修とみなす) 不合格の場合には再履修すること. |
教員からのメッセージ |
並列計算の重要性と可能性を理解するとともに,情報ネットワーク演習で必要となる具体的な知識を理解してほしい.
特論における講義を基に演習ではPVMシステムを用いて実際に並列プログラミングを行い,負荷の分散や速度向上度を検討する. |
学習・教育目標との対応 | この授業科目は情報工学専攻の学習・教育目標の全ての項目に対応している. |
関連科目 | 情報ネットワーク演習 |
その他 |