開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 |
授業科目番号 | 1 |
授業科目名 | 計算機システム特論 |
開講曜日と時限 | 水曜日1-2時限(8:45-10:15) |
教室番号 | A309 |
開講学期 | 後期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 情報工学専攻1年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
担当教員 |
島田浩次 (SIMADA, Kouji) (情報工学科・コンピュータ知能学講座(Computational Intelligence))
佐藤和彦 (SATO,Kazuhiko) (情報工学科・計算機システム学講座 (Computer Systemics 講座)) |
教員室番号 |
V603
V502 |
連絡先(Tel) |
0143-46-5409
0143-46-5414 |
連絡先(E-Mail) |
shimada@csse.muroran-it.ac.jp
kazu@csse.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜日 16:00-17:00
水曜日 10:25-11:55 |
授業のねらい |
この授業では,情報工学あるいは情報システムのベースになっているコンピュータの設計思想についてソフトウェアとハードウェア双方の視点から講述する.
情報工学にとってコンピュータは必要不可欠な道具であり,その設計思想について学ぶことは,それを利用して新たな情報工学技術を身につけて行く情報技術者にとって非常に重要である. 本講義ではまず前半の授業において,ソフトウェアを開発する上で利用される基本的な開発プロセスやソフトウェアのモデル化手法について学び,さらに,最近主流になりつつあるオブジェクト指向の概念に基づいたソフトウェア開発の手法について紹介する. 次に後半において,現在の計算機アーキテクチャについて,その発達経緯と技術を学び,それを基にして新しい計算機アーキテクチャ技術について考える. |
到達度目標 |
1.ソフトウェアの基本的原理とその一般的な開発プロセスについて理解を深める.
2.オブジェクト指向の概念に基づいた新たなソフトウェア開発手法について理解する. 3.計算機アーキテクチャの基本概念について理解を深める. 4.オペレーティングシステムとアーキテクチャとの関連について理解する. 5.新しい計算機アーキテクチャについて理解する. |
授業計画 |
1週目: 本講義受講における注意事項の説明
2週目: ソフトウェアとソフトウェア工学 3週目: ソフトウェアの開発プロセス(1) 4週目: ソフトウェアの開発プロセス(2) 5週目: プロジェクト管理と品質管理 6週目: オブジェクト指向ソフトウェア開発(1) 7週目: オブジェクト指向ソフトウェア開発(2) 8週目: オブジェクト指向ソフトウェア開発(3) 9週目: 計算機アーキテクチャの概念 10週目: 演算・制御のアーキテクチャ(CPU・制御・演算) 11週目: 記憶装置アーキテクチャ 12週目: 入出力アーキテクチャ 13週目: 計算機システムの構成技術 14週目: 計算機システムの性能評価 15週目: 新しい計算機アーキテクチャ 前半7週(2週目〜8週目)を佐藤が,後半7週(9週目〜15週目)を島田が担当する. |
教科書及び教材 | 必要な資料を配布して,授業時間中に解説する. |
参考書 |
村岡洋一 著:「コンピュータ・アーキテクチャ」,近代科学社
成田光彰訳:「コンピュータの構成と設計(上)」,日経BP社 北野宏明,他 訳:「PCクラスタ構築法」,産業図書 M.C.Yobits:「Advances in COMPUTERS,Vol.37」,ACADEMIC PRESS |
成績評価方法 |
2人の担当者が課題として与えたレポートの結果により成績をつける(提出するレポートは2通となり,各レポート50点).提出期限までにレポートの提出が無いものは成績評価の対象とせず不合格とする.
合計点数が60点以上を合格とする. |
履修上の注意 |
・ 基礎的な計算機システムやオペレーティングシステムに関する知識を有していることが望ましい.
・ 1つ以上のプログラム言語に関する知識を有し,簡単なプログラムを作成・実行した経験があることが望ましい. ・ 不合格の場合は再履修するものとする. |
教員からのメッセージ | |
学習・教育目標との対応 | この授業科目は情報工学専攻の学習・教育目標の全ての項目に対応している。 |
関連科目 | |
その他 |