開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 |
授業科目番号 | 30 |
授業科目名 | 航空宇宙機設計特論 |
開講曜日と時限 | 水曜2−2時限(9:30〜10:15) |
教室番号 | C306講義室 |
開講学期 | 後期 |
単位数 | 1 |
対象学科・学年 | 機械システム工学専攻1年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義と演習 |
担当教員 | 溝端一秀(准教授、機械システム工学専攻航空基礎工学講座、航空宇宙機システム研究センター兼務) |
教員室番号 | B-221 |
連絡先(Tel) |
自室:外線からは0143-46-5368、内線からは5368(いずれもファックス兼)
あるいは 航空宇宙機システム研究センター:0143-46-5316、内線5316(いずれもファックス兼) |
連絡先(E-Mail) |
mizobata@parakeet.mech.muroran-it.ac.jp
(常時多忙のため教員室に居ないことが多くて済みません。留守の場合はe-mailで連絡ください。) |
オフィスアワー | 木曜10:30〜12:00 |
授業のねらい |
機体の姿勢安定を定量的に予測する手法を学び、定量的な飛行機設計の指針を修得します。
亜音速飛行機の姿勢安定性は、定量的には「空力微係数(安定微係数)」によって評価されます。飛行機が発明されて以降100年間に、いろいろな形状の飛行機の空力微係数が調べられ、DATCOMというデータベースソフトウエアとして集積され、公表されています。そこでこの授業では、このDATCOMの使い方を学び、ケーススタディとして標準的な形状の飛行機の姿勢安定性を評価します。さらに、各自の独創による斬新な機体形状について姿勢安定性の概略を予測できるよう検討を加えます。 |
到達度目標 |
1)標準的な形状の亜音速飛行機の姿勢安定性を予測できるようになる。(60%)
2)各自の独創による斬新な機体形状について、亜音速飛行の姿勢安定性の概略を予測できるようになる。(40%) |
授業計画 |
1)DATCOMの使い方(2回)
2)標準形状の亜音速飛行機の姿勢安定性の予測の演習(1回) 3)各自の独創による斬新な機体形状の設定(1回) 4)斬新な形状の機体の姿勢安定性の予測と、ペーパークラフト模型を用いた実証(3回) |
教科書及び教材 | 自作資料を配付します。 |
参考書 | |
成績評価方法 |
「航空機力学特論」と連携させて、亜音速飛行機の空力設計と空力安定性予測のレポートを提出してもらい、100点満点中60点以上の諸君を合格とします。
不合格者にはレポートの再提出を求め、100点満点中60点以上であれば合格とします。 それでも不合格の者は再履修のこと。 |
履修上の注意 |
「航空機力学特論」を履修することを強く求む。
学部機械システム工学科の「流体力学1」、「流体力学2」、「機械力学」、および「飛行力学」と同等程度の予備知識があることが望ましい。 |
教員からのメッセージ |
学部機械システム工学科の授業でラジコン模型飛行機を設計・製作し、試験飛行させていますが、授業時間等の制約ゆえに、機体の姿勢安定の予測・評価は大雑把かつ経験的に取り扱わざるを得ず、皆さんは安定に飛ばすことに大変苦労したことと思います。そこでこの授業では、機体の姿勢安定を定量的に予測する手法を学び、定量的な飛行機設計の指針を修得します。
飛行機に興味を持っている諸君は、この「姿勢安定性の定量的予測手法」を、是非とも学んでください。 |
学習・教育目標との対応 | |
関連科目 | |
その他 |