開講年度	2007
教育課程名	博士前期課程　専攻別科目
授業科目番号	10
授業科目名	熱工学特論
開講曜日と時限	火曜５〜５時限
教室番号	Ｃ３０６
開講学期	後期
単位数	1
対象学科・学年	機械システム工学専攻1年
必修・選択の別	選択
授業方法	講義と演習
担当教員	媚山政良
教員室番号	Ｂ２２０
連絡先（Tel）	0143-46-5305
連絡先（E-Mail）	jrc98mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
授業のねらい	我々の日常生活を支える上で熱エネルギーの利用は不可欠である。しかし、化石、核燃料は有限であり、近い将来、必要なエネルギーの全てを再生可能なエネルギー源により賄わなければならない時代が確実に来る。「熱」のない、暑く、寒い時代。そして、「動力」がなく、筋力に頼る時代の到来に、今、備えを整えておく。
到達度目標	我々の住む”寒冷地”固有の再生可能なエネルギーを体系的に捉え、関連する技術、情報、知識の整理を行うとともに、社会とともに歩む研究の方向を模索する。なお、この全体を「寒地熱工学」と呼び、関連する分野の勉強とその応用演習も行い、寒冷地エンジニアの素養を高める。
授業計画	１）雪の利用とその技術−＞利雪の鳥瞰と雪資源 ２）同上−−−−−−−−＞雪冷房システム ３）同上−−−−−−−−＞雪山と雪産業 ４）貯雪庫の熱設計−−−＞伝熱と日射温度 ５）同上−−−−−−−−＞貯雪庫の熱設計 ６）寒地熱工学応用例−−＞雪と冷凍サイクルとの共存、凍土造成など
教科書及び教材	媚山政良「利雪工学特論」、および、適宜渡す資料
参考書
成績評価方法	開講時間の2/3以上出席した者のみを評価の対象とする。評価は、定期試験の点数(80点満点)、および、演習と豆テスト(20点満点)の総和100点満点で60点以上の成績の場合に合格とする。再履修者も同じ。なお，再試験は行わない．
履修上の注意	特になし。
教員からのメッセージ	工学と社会の接点を見出して戴けると幸い。
学習・教育目標との対応	学科の学習・教育目標との対応：（A）−3「物理などの自然科学に関する知識とそれらの応用能力」、（A）−4「機械システム工学に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力」 JABEEの学習・教育目標との関連：（d）「該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力」
関連科目	熱力学特論
その他	特になし。