開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 |
授業科目番号 | 6 |
授業科目名 | 応用水理学特論 |
開講曜日と時限 | 月曜日3,4時限 |
教室番号 | C307 |
開講学期 | 前期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 建設システム工学専攻1年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
担当教員 | 藤間 聡、木村克俊 |
教員室番号 | A228,A229 |
連絡先(Tel) |
0143-46-5273(藤間)
0143-46-5269(木村) |
連絡先(E-Mail) |
tohma@SL227.ce.muroran-it.ac.jp (藤間)
kimura@mmm.muroran-it.ac.jp (木村) |
オフィスアワー | 月、火曜日12:25-12:55 |
授業のねらい |
本授業では、次の問題について考察する。
1.都市化による水文変化 2.洪水流出の予測モデル 3.流域総合治水の役割と課題 4.雨水流出制御施設の評価モデル 5.都市河川の水質と管理計画6.水辺空間 7.水面波の基礎理論 8.波浪変形 9.波力算定 |
到達度目標 |
1.都市化に伴う流出過程の変化を事例的に検討し、河川の水質・水量に与える影響を理解し、その抜本的対策について考察する。
2.観測誤差の大きな水文データを用いて、信頼性の高い実時間洪水予測モデルを構築するための基礎知識を習得する。 3.水質劣化の激しい都市河川を改善するための管理計画の策定を事例を通して習得するする。 4.市民が憩う水辺空間の景観、親水機能、生態系などを事例を通して理解し、あるべき姿の河川について考察する。 5.水面波の基本特性を理解し、波浪、津波、潮汐等の現象に適用する。 6.波浪変形理論を理解し、現地に適用する際の留意点を把握する。 7.各種の海岸構造物に対して、適用すべき波力算定法について習得する。 |
授業計画 |
都市化による水文変化と流域総合治水の役割と課題を中心に、下記の順に第1〜8回の講義を行なう。次に水面波に関して、第9〜16回の講義を行なう。
前半(藤間担当) 第1回 都市化による水文変化(1) 第2回 都市化による水文変化(2) 第3回 洪水流出の予測モデル(1) 第4回 洪水流出の予測モデル(2) 第5回 流域総合治水の役割と課題 第6回 雨水流出制御施設の評価モデル 第7回 都市河川の水質と管理計画 第8回 水辺空間 後半(木村担当) 第9回 水面波の基礎理論(1) 第10回 水面波の基礎理論(2) 第11回 水面波の基礎理論(3) 第12回 波浪変形の計算法(1) 第13回 波浪変形の計算法(2) 第14回 波力算定法(1) 第15回 波力算定法(2) 第16回 レポート講評 |
教科書及び教材 |
前半(第1〜8回)は、50ページ程度のプリントを開講当初に配布する。
後半(第9〜16回)は、以下の教科書を使用する。 合田良実著「海岸・港湾(二訂版)」彰国社 |
参考書 |
新井 正・他著「都市の水文環境」共立出版 講座所蔵
明功臣・他著「水循環の保全と再生」山海堂 講座所蔵 市川 新・他著「都市域の雨水流出とその制御」鹿島出版 講座所蔵 |
成績評価方法 | レポートにより評価する。 |
履修上の注意 | 学部で、水文・水資源学、流域環境工学、海岸・海洋工学、港工学を履修していることが望ましい。 |
教員からのメッセージ | 河川・海岸は、その多様性ある機能により社会の形成発展に貢献してきた。広範なスケールをもつ河川・海岸の本質を理解し、自然と社会との係りの中でその望ましい姿を捉えてほしい。 |
学習・教育目標との対応 | (1)(精深な専門的知識) |
関連科目 | 水防災工学特論 |
その他 |