開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 副専門教育課程 コース別科目 |
授業科目番号 | 47 |
授業科目名 | 言語の哲学 |
開講曜日と時限 | |
教室番号 | |
開講学期 | 前期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 全学科2年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
担当教員 |
長谷川 吉昌(HASEGAWA,Yoshimasa)(共通講座非常勤講師)
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教員室番号 | N355(N棟3F非常勤講師控室) |
連絡先(Tel) | 窓口担当:二宮 0143-46-5822 |
連絡先(E-Mail) | 窓口担当:二宮 ninom@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 窓口担当(二宮教員)を通して連絡してください。 |
授業のねらい | 私たちが普段なにげなく行使している言語運用能力は、理論的考察の対象としてさまざまな説明困難な問題をはらんでいる。本講義では過去一世紀ほどの哲学の成果のうちで、言語哲学上の主要な課題に直接かかわる論点を概括する。 |
到達度目標 | テキストの内容を手がかりにして講義で紹介された言語哲学の諸問題を理解し、もって社会現象としての言語への関心を深める。 |
授業計画 |
1 授業概要
2 言語哲学ってなんだろう 3 意味と指示の区別 4 記述理論 5 固有名をめぐる問題 6 意味についての検証主義 7 意味についての懐疑論と翻訳の不確定性 8 サピア=ウォーフの仮説 9 プラグマティックス 10 言語行為論 11 言語とコミュニケーション 12 私的言語論 13 言語的知識とは 14 言語の体系的研究は可能か 15 総括 |
教科書及び教材 | 服部裕幸『言語哲学入門』勁草書房、2800円(税別) |
参考書 |
野本和幸・山田友幸(編)『言語哲学を学ぶ人のために』世界思想社
飯田隆『言語哲学大全』勁草書房、全4巻 丹治信春『言語と認識のダイナミズム』勁草書房 W.G.ライカン『言語哲学 入門から中級まで』勁草書房 |
成績評価方法 |
講義内容をどの程度理解しているか、その度合いを試験によって評価する。
100点満点中60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 | 成績不良者を対象とした再試験は予定していない。 |
教員からのメッセージ | 哲学上の問題を理解するために芸術的感性や独創的なひらめきが特に必要ないのは、一般に学問をするうえでユーモアのセンスや信仰心が特に必要ないのと同様です。そうではなく、大事なことは、他人と問題関心を共有したうえで、あくまで合理的にその問題を解こうとする粘り強い知性と探究姿勢をもつことです。この機会にそのような知的探求の醍醐味をぜひ味わってみてください。 |
学習・教育目標との対応 | JABEE基準1(1)「(a):地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養」に対応。 |
関連科目 | 認識の哲学、自己理解のサイエンス、ゼミナール「思考と数理」A |
その他 |