開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 共通科目 |
授業科目番号 | 1 |
授業科目名 | 物理学A |
開講曜日と時限 | 月曜日3,4時限(10:25〜11:55) |
教室番号 | C112 |
開講学期 | 前期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 応用化学科1年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義と演習 |
担当教員 | 高野英明(TAKANO,Hideaki)(材料物性工学科,応用物理講座) |
教員室番号 | N161 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5617 |
連絡先(E-Mail) | takano@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 水,木,金曜日8:30〜10:15 |
授業のねらい |
<質点の力学>
物体を重さを持つ1点(質点)で代表させ,質点の位置,速度,加速度といった運動の概念をベクトルで表し,把握する。次に,運動の原因は力であることを運動の基本法則として捕らえ,これから導かれる仕事とエネルギーの関係およびエネルギー保存則を理解する。 <質点系の力学> 2個の質点からなる系に対して成り立つ作用反作用の法則とこれから導かれる重要事項を学ぶ。一般の物体は,多数の質点の集まり(質点系)と考えることができることを学ぶ。 |
到達度目標 |
1.数学的量のスカラーとベクトルを使って種々の物理量を表すことができる。
2.物体(質点)の位置,速度,加速度を微積分を用いて互いに導くことができる。 3.質量と力の概念(定義)が分かる。 4.物体に加わっている力を図示できる。 5.質点に働く力と運動の基本法則を理解し,代表的な問題に適用して解決することができる。 6.仕事とエネルギーの概念(定義と考え方)が分り,代表的な問題に適用して解決することができる。 7.代表的な運動について運動の恒量(保存量)を見つけることができる。 8.質点と質点系の運動の類似点と相違点が分かる。 |
授業計画 |
第1週 ガイダンス(授業の進め方と成績評価について),確認テスト
第2週 数学を使って物理量を表す(位置,変位,速度,速さ,加速度) 第3週 変位,速度及び加速度の微積分を用いて表現する1,小テスト 第4週 変位,速度及び加速度の微積分を用いて表現する2,小テスト 第5週 質量と加速度及び力の関係(運動の法則) 第6週 静止している物体に働く力と釣り合い 第7週 運動している物体に働く力 第8週 運動方程式の応用例1(放物運動,単振動) 第9週 運動方程式の応用例2(単振り子,束縛運動) 第10週 運動方程式の応用例3(まとめ),レポート課題 第11週 仕事と運動エネルギー 第12週 保存力とポテンシャル、力学的エネルギー保存の法則 第13週 運動量と力積,角運動量と力のモーメント 第14週 運動量保存則と衝突 第15週 2体問題,重心運動と相対運動 |
教科書及び教材 | 小出昭一郎著「物理学(三訂版)」裳華房 定価(2,100円) |
参考書 |
宮台朝直「力と運動」培風館(本学図書館に所蔵あり)
矢ケ崎克馬「力学入門」裳華房 |
成績評価方法 |
出席率60%以上の者に対し定期試験の受験を認め,80%未満の者についてはその割合に応じて減点する。
定期試験70%,ミニットペーパー30%の割合で評価し,100点満点の評価点で60点以上を合格とする。 不合格者に対しては1回のみ再試験を実施し,再試験70%,定期試験終了時成績等30%の割合で評価,60点以上のものと合格とする。 特別の事由がある者については再試験をもって追試験とするが,更なる再試験は実施しない。 |
履修上の注意 |
1.講義終了の前にミニットペーパーによる理解度チェックを実施する。
2.小テストあるいはレポート提出をミニットペーパーとみなすこともある。 3.高等学校レベルの数学、特にベクトル、各種方程式および関数,微分積分法の基本を習得していること。 4.20分以上の遅刻は出席と認めない。 |
教員からのメッセージ | 第6週くらいまでは高校時代に物理学を未履修の人にもわかるように授業を進めるつもりです。高校物理に習熟している人も多いと思いますが,物足りない人は,配布の「物理学演習問題」で勉強を進めてください。 |
学習・教育目標との対応 |
応用化学科の教育目標のA(基礎的知識)の達成に寄与する。
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関連科目 | 物理学B,物理学C,物理学実験,線形代数,解析A,解析B,解析C |
その他 |