開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 共通科目 |
授業科目番号 | 1 |
授業科目名 | 物理学A |
開講曜日と時限 | 木曜日3〜4時限(10:25〜11:55) |
教室番号 | N403 |
開講学期 | 前期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 情報工学科1年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
担当教員 | 桃野 直樹 |
教員室番号 | |
連絡先(Tel) | 0143−46−5656(桃野直樹) |
連絡先(E-Mail) | mom@mmm.muroran-it.ac.jp(桃野直樹) |
オフィスアワー | |
授業のねらい |
・質点の力学および質点系の力学を通して、力学の基本的概念と物体の運動を記述する力学法則を学ぶ。
・複雑な力学現象の本質をとらえ、多くの要素の中から最も重要なものを取り出して単純化、抽象化する手法と運動を記述する数学の手法を学ぶ。 |
到達度目標 |
1.ベクトルや微分積分の基本的な公式を理解し、問題を解くことができるようになる。
2.質量や速度、加速度など力学の基本概念を理解し、説明できるようになる。 3.物理量の単位や次元解析を理解する。また、概算で答えを出せるようになる。 4.問題に応じた運動方程式や保存則をたてることができるようになる。 5.運動方程式(微分方程式)を解くことができるようになる。 6.解いた結果から何が言えるかを考える習慣を身につける。 |
授業計画 |
・質点とベクトル
・変位と速度、加速度 ・力と慣性 ・物理量と単位 ・放物運動 ・単振動、単振り子 ・仕事と運動エネルギー、束縛運動 ・保存力とポテンシャル、位置のエネルギー ・平面運動の極座標表示、万有引力と惑星の運動、ガリレイ変換と回転座標系 ・2体問題、重心とその運動 ・運動量と角運動量、運動量保存則と衝突(1) ・運動量保存則と衝突(2)、重心運動と相対運動 |
教科書及び教材 |
小出昭一郎著「物理学(三訂版)」裳華房定価(2,310円税込み)
必要に応じてプリントを配布する |
参考書 | 「物理学演習問題−専門教育を学ぶためのミニマム」 |
成績評価方法 | ・100点満点で、定期試験を60%、レポートの合計を40%とし、合計して60点以上を合格とする。出席率が60%以上でなければ定期試験を受験できない。 |
履修上の注意 |
・授業の理解度向上のため、各節ごとに与えられた課題をレポートにして提出する。
・全レポートの提出が必要。 ・定期試験不合格者には、一度だけ再試験を実施する(ただし、再試験の最高点は79点とする)。再試験に不合格の場合には再履修すること。 ・ 定期試験を病気などのやむを得ない理由で欠席した者には追試験を行う (ただし、欠席届を提出したものに限る)。 |
教員からのメッセージ | 力学は理工学の基礎ですが、はじめて学ぶときは難しく感じるかも知れません。難しい理由は2つあります。ひとつは、物体を(形や大きさを無視して)質量を持った点「質点」で表すなどの「抽象化」の手法。もうひとつは、物体の運動を記述するために導入されるベクトルや微分方程式などの「数学的」手法です。どちらも慣れるためには自分で訓練する必要があります。授業では、理解度を測るためレポート課題を実施します。先生や友人がやっているのを見ているだけでは身につきません。自分の手を動かし、自分の頭を働かせましょう。 |
学習・教育目標との対応 |
この授業科目は情報工学科の学習目標の以下の項目に対応している。
情報技術者[情報基礎]数学と自然科学の基礎知識を身につける。 |
関連科目 | 現在の関連科目は1学年前期開講の基礎数学(必修)および基礎理科A(必修)である。今後の関連科目は1学年後期開講の物理学B(選択)、物理学C(選択)および物理学実験(選択)である。 |
その他 |