開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 共通科目 |
授業科目番号 | 1 |
授業科目名 | 物理学A |
開講曜日と時限 | 火曜日 7〜8時限(14:35〜16:05) |
教室番号 | C111 |
開講学期 | 前期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 機械システム工学科1年 |
必修・選択の別 | 必修 |
授業方法 | 講義 |
担当教員 | 村山茂幸(MURAYAMA Shigeyuki)(材料物性工学科・応用物理講座) |
教員室番号 | N−259 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5635 |
連絡先(E-Mail) | murayama@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 金曜日16:20-18:20 |
授業のねらい |
<質点の力学>
物体を重さを持つ1点(質点)で代表させ、質点の位置、速度、加速度といった運動の概念をベクトルで表し、把握する。次に、運動の原因は力であることを運動の基本法則として捕らえ、これから導かれる仕事とエネルギーの関係およびエネルギー保存則を理解する。 <質点系および剛体の力学> 一般の物体は、多数の質点の集まり(質点系)と考えることができる。質点系に対して成り立つ作用反作用の法則とこれから導かれる重要事項を学ぶ。さらに、質点系のなかでも2点間の距離が不変なもの(剛体)に関する運動方程式を理解する。 |
到達度目標 |
1.質点に働く力と運動の基本法則を理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。
2.仕事とエネルギーの概念を把握し、代表的な問題に適用して解決することができる。 3.質点系および剛体とその運動を理解し、代表的な問題に適用して考察することができる。 |
授業計画 |
○質点とその位置、変位について
○ベクトルについて ○速度、加速度について ○力と慣性について ○放物運動について ○単振動、単振り子について ○仕事と運動エネルギー、束縛運動について ○保存力とポテンシャル、位置のエネルギーについて ○万有引力と惑星の運動について ○2体問題、重心とその運動について ○運動量と角運動量、運動量保存則と衝突について ○重心運動と相対運動、質点糸の角運動量について ○剛体とそのつり合いについて ○固定軸のまわりの剛体の運動について |
教科書及び教材 |
小出昭一郎著「物理学(三訂版)」裳華房 定価(2,310円)
授業では講義内容をまとめたプリントを毎回配布する。 |
参考書 |
宮台朝直「力と運動」培風館(本学図書館に所蔵あり)
矢ケ崎克馬「力学入門」裳華房 |
成績評価方法 |
授業履修者に対して課題レポートおよび定期試験を行い、レポート15%、定期試験85%として評価する。100点満点中60点以上を合格とする。授業の無断欠席および課題レポート未提出の場合は減点となる。不合格者には一度だけ再試験を実施する。再試験に不合格の場合には再履修すること。
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履修上の注意 | 高等学校レベルの数学、特にベクトル、各種方程式および関数、微分積分法の基本を習得していること。 |
教員からのメッセージ |
物理学は科学・工学の基礎です。またやさしく簡単に内容を把握できる科目ではありません。その本質を理解するには,教科書やテキストを繰り返し良く読み,物理学の表現の仕方および考えを学び,1つ1つの事柄を自分で考え,反復して努力する以外の方法はありません。一度勉強して理解できなくても,繰り返し教科書等を読み,物理学の表現と考えに慣れてください。
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学習・教育目標との対応 |
この授業の単位修得は、JABEE基準1の(1)(c)
数学、自然科学および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力 に対応している。 |
関連科目 | 現在の関連科目は1学年前期開講の基礎数学(必修)および基礎理科A(必修)である。今後の関連科目は1学年後期開講の物理学B(必修)、物理学C(選択)および物理学実験(必修)である。 |
その他 | レポートを数回課す予定である。自力で解答し、見やすいレポート作成を心がけ、期日までに必ず提出すること。 |