開講年度 2007
教育課程名 主専門教育課程 共通科目 建設システム工学科(昼間コース)
授業科目番号 17
授業科目名 基礎理科A(物理)
開講曜日と時限 月曜日1,2時限(午前8時45分〜10時15分)
教室番号 A−333
開講学期 前期
単位数 (1)
対象学科・学年 建設システム工学科1年
必修・選択の別 必修
授業方法 講義及び演習
担当教員 荒井康幸(ARAI,Yasuyuki)(建設システム工学科・構造工学講座)
教員室番号 D−225
連絡先(Tel) 0143-46-5202
連絡先(E-Mail) yarai@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 火曜日12:00〜12:30,木曜日16:30〜17:00
授業のねらい 専門教育において最低限獲得しておく必要のある主として高校物理に関する教育を行う。高校までの物理の学習が不十分であった者に対する授業であり,物理学Aを学習するための予備的知識を習得することを目的とする。
到達度目標 <単元1>
・角度を度(°)でなく弧度(rad)で表すことに慣れる。
・三角形の3辺と角度の関係を説明できる。
・ベクトルの基本的な性質がわかり,足し算,引き算および内積が計算できる。
・位置を表すには何が必要かわかり,ベクトルとの関係を説明できる。
・速さと速度の区別ができ,さらに計算ができる。
・加速度の計算ができる。
<単元2>
・1つの物体に加わる力をベクトルとして図示し、力とつりあいを理解できる。
・2つの物体の間に働く力を図示し、作用反作用の法則を理解できる。
・重力を説明できる。
・力が作用する物体の運動状態を説明できる。
・運動方程式がどのような物理量の間の関係を表し,どのような形をしているか説明できる。
・等速直線運動と等加速度直線運動を説明でき,両者の区別ができる。
・等速円運動を説明でき,その特徴がわかる。
<単元3>
・力積と運動量の定義が説明でき,何を表すのかがわかる。
・物体の正面衝突を力積と運動量をキーワードにして説明できる。
・運動量保存の法則がどのようなときに成り立つかを説明できる。
・力が物体にする仕事を計算できる。
・運動エネルギーと位置エネルギーを説明でき,簡単な計算ができる。
・力学的エネルギー保存の法則がどのようなときに成り立つかを説明できる。
授業計画 週 授 業 内 容 等
1週目 基礎理科Aガイダンス(全員対象、A333室)
2週目 プレースメント試験(全員対象、A333室)
3週目 単元1テスト(1)
4週目   〃 講義1 数学的基礎知識
5週目   〃 講義2 位置,速さ,速度及び加速度
6週目   〃 テスト(2)
7週目 単元2テスト(1)
8週目   〃 講義1 力とつりあい
9週目   〃 講義2 力と運動
10週目   〃 テスト(2)
11週目 単元3テスト(1)
12週目   〃 講義1 運動量と力積
13週目   〃 講義2 仕事とエネルギー
14週目   〃 テスト(2)
15週目 まとめの講義と個別指導
教科書及び教材 授業に必要な教材は適宜プリントとして配布する。
参考書 (A)高等学校教科書
数学I、数学II、数学III、数学A、数学B、数学C
物理I、物理II
(B)浜島 清利 (著) 物理のエッセンス力学・波動―新課程対応 河合塾SERIES 出版社:河合出版; ISBN: 4777201058 ;改訂版 版(2004/07) 860円
成績評価方法 (A)全員プレースメント試験を受験し,100点満点で80点以上を合格として単位認定する。合格者はその後の単元1,2,3の学習がすべて免除される。
(B)プレースメント試験不合格者は,単元1,2,3ごとに行われるテスト(1)をそれぞれ受験し,各単元とも100点満点で70点以上をその単元の合格とする。
 ・各単元でテスト(1)の合格者はその単元の学習が免除される。
 ・テスト(1)不合格者はその単元で行われる講義1,2を受けテスト(2)を受験し,各単元とも100点満点で60点以上をその単元の合格とする。
(C)単元1,2,3をすべて合格した者を単位認定する。
(D)テスト(2)に合格しない単元が1つ以上ある場合,最後のまとめの講義と個別指導を受け,成績評価される。
履修上の注意 病気,忌引き等正当な理由のない欠席は不可とする。
教員からのメッセージ
学習・教育目標との対応 この授業の単位履修は,JABEE基準1の(1)(c):工学基礎,に対応している。
関連科目 1年次開講の物理学A,物理学B,物理学実験である。
その他