開講年度 2007
教育課程名 主専門教育課程 学科別科目
授業科目番号 51
授業科目名 化学工業
開講曜日と時限 木曜日7〜9時限(14:35〜17:00)
教室番号 C307
開講学期 前期
単位数 3
対象学科・学年 応用化学科4年
必修・選択の別 選択
授業方法 講義

担当教員 吉田 豊(YOSHIDA,Yutaka)(応用化学科、化学プロセス工学
講座)
星 俊彦(HOSHI,Toshihiko)(非常勤講師・日鉄セメント(株))
松尾洋二(MATSUO,Yoji)(非常勤講師・王子製紙(株))
桜井初則(SAKURAI,Hatsunori)(非常勤講師・新日本石油精製(株))
教員室番号 H304
連絡先(Tel) 吉田 豊:0143-46-5766
連絡先(E-Mail) 吉田 豊:gityoshi@mmm.muroran-it.ac.jp
太田光浩(教育システム委員):
mohta@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
授業のねらい 生産実務を担当している外来講師が,石油化学工業,パルプ工業およびセメント工業について,生産プロセス,技術の現状と問題点,およびその将来に ついて講述する。
到達度目標 種々の化学工業における現場の声を聞き,各分野の最新の技術や研究開発を学ぶ。
1.化学工業の歴史,現状,今後について理解する。(25%)
2.セメント産業の現状と製造技術の概略を理解する。(25%)
3.紙パルプの用途別製造工程とリサイクル、環境問題とのつながり
 を理解する。(25%)
4.石油を中心とするエネルギー資源の精製法と用途を理解し、備
 蓄や課税など社会的側面の概要を説明できる。(25%)
授業計画 各講師が3回〜5回の講義を担当する。

(吉田教授)
第1週 本講義の位置付けの説明,化学工業についての概論
第2週 化学工業の変遷,歴史,現状

(星講師)
第3週 セメント産業の現状
第4週 セメント製造技術概論
第5週 コンクリート製造技術
第6週 コンクリート製造技術
第7週 まとめ(セメント産業)

(松尾講師)
第8週 製紙産業概論
   (紙について, 紙パルプ産業,森と紙のリサイクル,
    紙パルプ製造工程概要,紙パルプ産業とエネルギー)
第9週 パルプ製造技術概論
   (木材組織と成分,パルプ製造法の分類,化学パルプ
    製造法と薬品回収方法,機械パルプ製造法,古紙パ
    ルプ製造法,パルプ漂白法)
第10週 紙抄造技術概論
    (抄造工程の概要,ワイヤーパート,プレスパート,
    ドライヤー・カレンダーパート,塗工,印刷法,紙
    試験法),まとめ(製紙産業)

(桜井講師)
石油精製業(桜井講師)4回
第11週 シラバスの説明、石油の基礎知識、原油の生産・輸入、
     石油需給の変遷
第12週 石油精製プロセス、石油製品
第13週 流通・備蓄、石油諸税、これからの石油産業
第14週 まとめ(石油産業)、理解度テスト

(吉田教授)
第15週 化学工業の今後について,総括


教科書及び教材 必要においてレジメを配布する。OHPで授業をすることもある。
(桜井講師)
説明はPP(ハ゜ワーホ゜イント)を使用した視覚的な授業形態とするが、
各週毎にPPのコピーが授業前に学生に配布し、教科書代替とする
参考書 (桜井講師)
今日の石油産業(石油連盟編)、規制緩和・変わる石油(石油連盟編)、新石油読本(石油問題調査委員会編)、
石油便覧(日本石油編)、石油化学工業の現状(石油化学協会編)、石油精製(森田義郎編)、

成績評価方法 各講師の講義における小テストまたはレポートによる評価を総合して60点以上を合格とする。
履修上の注意 (桜井講師)
1.講義の最終週(第4週目)に理解度把握のためテストを実施する。
2.授業中の質問は大歓迎。
3.授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。
4.再試験は行わない。
5.不合格者は再履修のためレポートを提出させる。
教員からのメッセージ 産業界の先生との出会い,企業のホットな情報との触れ合いの機会を大切にしてください。
非常勤講師は社会と大学を結びつけてくれる大事な方々です。あなたの学習意欲がそのまま本学の学生を代表することになります。鋭意努力して勉学に励んでください。(教育システム委員)
学習・教育目標との対応 応用化学科の教育目標B-2(専門的知識−化学工学),D(倫理観)の達成に寄与する。
関連科目
その他