開講年度 2007
教育課程名 主専門教育課程 学科別科目
授業科目番号 34
授業科目名 知的財産所有権論
開講曜日と時限 6月15日以降の金曜日3、4時限目(以下の「授業計画」及び「履修上の注意」を参照
教室番号 N403
開講学期 前期
単位数 1
対象学科・学年 応用化学科3年
必修・選択の別 選択
授業方法 講義及び小テスト
担当教員 菊池 慎太郎(KIKUCHI, Shintaro)(応用化学科・生物工学講座)
中田敏行(NAKATA, Toshiyuki)(非常勤講師)
教員室番号 U407
連絡先(Tel) 0143-46-5741
連絡先(E-Mail) shintaro@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 原則として月曜、水曜、金曜の午後1時から5時
授業のねらい 国、企業、大学等で知的財産権が重視されつつある動向を踏まえ、特許権、意匠権、著作権等の知的財産権の趣旨と意義の理解を図り、併せてこれらの権利に適切に対応できる能力を涵養する。
到達度目標 1.知的財産権の概念について理解できる
2.知的財産権の種類、制度について理解できる
3.知的財産権の権利化の概要について理解できる
4.知的財産権の活用、権利保護、侵害の概要について理解でき  る
授業計画 原則として以下に掲げる内容で講義を行なうが、授業の進捗状況によっては内容を変更する場合もある
1回目(6月15日3時限目):オリエンテーション
2回目(6月15日4時限目):知的財産権の概要と最近の動向

3回目(6月22日3時限目):知的財産権の種類、制度
4回目(6月22日4時限目):特許権(発明とは、発明の権利化)及び             小試験

5回目(6月29日3時限目):特許権(特許明細書)
6回目(6月29日4時限目):特許権(権利化までの流れ、海外での             権利化)、及び小試験

7回目(7月6日3時限目):特許権(特許に関する最近の動向、特許            係争)
8回目(7月6日4時限目):特許権(まとめ)、実用新案権、及び小            試験

9回目(7月13日3時限目):意匠権
10回目(7月13日4時限目):商標権、及び小試験

11回目(7月20日3時限目):著作権、植物新品種育成者権
12回目(7月20日4時限目):知的財産権の活用と権利侵害

13回目(7月27日3時限目):知的財産権と産業発展の関連等
14回目(7月27日4時限目):まとめ、及び小試験

15回目(8月3日 3時限目):質疑応答、及び実施した小試験解説
教科書及び教材 (1)教科書を貸与する(貸与教科書は講義終了後、回収するの   で書き込み等はしないこと)
(2)資料を配布する場合がある
参考書 教科書以上にさらに勉強したい方は、発明協会等が発行している書籍を参考にして下さい。また、最近は、知的財産に関して新聞等で頻繁に報道されているので、それらにも興味を持って下さい。
成績評価方法 授業後に行なう小テスト(5回実施、20点満点/1回)の合計が60点以上を合格とする。
またレポートの提出を求められた場合、指定の期日を過ぎての提出は認めない。
履修上の注意 教務課から通知されている平成19年度前期授業時間割では、「安全管理工学」(金曜3時限目:10:25〜11:10)に引き続いて「知的財産所有権論」(金曜4時限目:11:10〜11:55)が行なわれる旨、示されていますが、集中的に授業を行なうことによって学生諸君の理解を図る目的から「知的財産所有権論」の授業は、上記「授業計画」に記載の通り、6月15日以降の金曜日の3、4時限目を通して行います。履修に際しては十分に注意して下さい。
また6月15日の3時限目にはオリエンテーション並びに教科書を貸与します(最終回の授業終了時に回収)。
教員からのメッセージ  我が国の政府は、産業の国際競争力強化と経済活性化のためには知的財産の創出と保護が極めて重要であるとの認識から、戦略的に「知的財産立国」を目指している。このような状況下で企業や大学等でも知的財産を重視する活動が活発になっており、同時に特許、意匠、著作権等に関する権利が強く主張されるようになったことから係争も増加している。このように社会活動の中で、知的財産が益々重要になっているので、目的意識をもって学習することを望みます。
学習・教育目標との対応 この講義は応用化学科教育目標の
D.次世代の科学技術者にふさわしい倫理感を身に付ける
E.広く世界に情報を求め、人と自然の調和を考えた科学技術を展開で
  きる
に対応する
関連科目 3年前期開講 「技術者倫理」
その他 特になし