開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目番号 | 9 |
授業科目名 | 化学工学実験A |
開講曜日と時限 | 金曜日 5〜7時限(12:55〜15:20),火曜日 5〜7時限(12:55〜15:20) |
教室番号 | 実験室(金曜日),実験室(火曜日) |
開講学期 | 前期 |
単位数 | (1.5) |
対象学科・学年 | 応用化学科3年 |
必修・選択の別 | 必修 |
授業方法 | 実験 |
担当教員 | 小幡英二,太田光浩,大平勇一,新 大軌 |
教員室番号 | H-403,H-305,H-406,H-302 |
連絡先(Tel) | 46-5775(新:可能な限り来室下さい) |
連絡先(E-Mail) | atarashi@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 水曜日14:00-16:00これ以外でも対応可能な時間帯があります(教員室前の貼り紙を見てください)。 |
授業のねらい | 化学工学実験Aでは化学工学量論、化学システム工学、反応工学、移動論、計測工学、拡散単位操作で扱う内容を中心に実験を行う。実験を通して現象を化学工学的に探求する能力を育てる。また、基本的概念や理論を実験系に適用し、これまでに習得した概念、理論並びに化学工学的手法について理解を深める。さらに考察事項として設定された未解決の問題に対応する訓練を積み、それを説明する能力を育てる。 |
到達度目標 |
1. 実際の現象に対して、これまでに学習した化学工学の基礎と物質,熱,運動量収支の概念を適用できる。
2. 実験で使用する基本的用語の意味を理解し,使用することができる。 3. 実験装置の構成を理解し、実際に操作することができる。 4. レポートの構成を理解し、レポートを書くことができる。 |
授業計画 |
第1週
実験概要、レポート作成・提出方法の説明及び安全教育 第2〜15週 1)液滴の生成 吸収,抽出等の基本的事項を学ぶ(主な関連講義:化学システム工学) 2)物性値の測定 密度,粘度,表面張力の測定法を学ぶ(主な関連講義:移動論) 3)ガス吸収 ガス吸収の基本理論を検証する。(主な関連講義:拡散単位操作) 4)単蒸留 蒸留の基本理論を検証する。(主な関連講義:拡散単位操作) 5)二重管型熱交換器の総括伝熱係数 対流伝熱による熱交換操作の基本理論を検証する。(主な関連講義:移動論) 6)反応装置の混合特性 装置内の流れについて基本理論を検証する。(主な関連講義:反応工学) ※上記実験中に技術関連の基礎的事項の小講義(小テスト付き)も行う。 最終週にアンケート調査を行う。 <注意> 実験装置数の関係上、班分け・グループ分けをしてローテーションを組む。必ずしも1)から実験するとは限らない。 |
教科書及び教材 | 化学プロセス工学講座編「実験指導書」(第1週目に配布する) |
参考書 |
実験レポートを執筆する上で、これまでに使用した教科書に必要な情報が書かれている。また、教科書で調べきれない情報を収集するには下記文献が有用である。
化学工学会「化学工学便覧」、丸善 (図書館所蔵) 亀井三郎「化学機械の理論と計算」、産業図書 (図書館所蔵) 化学工学会「化学工学辞典」、丸善 (図書館所蔵) 徂徠道夫 他「学生のための化学実験安全ガイド」、東京化学同人 (図書館所蔵) 化学装置研究会編「図解で学ぶ装置の原理と機器の構造」、オーム社(図書館所蔵) 大西清「JIS標準化学工業製図」、オーム社 (図書館所蔵) これら以外にも図書館にある化学工学系の本,辞典類を参考にすると良い。 |
成績評価方法 |
・出席率100%,全ての小テスト・アンケート,全ての実験に関する実験実施報告書,執筆指定した全てのレポート提出者を対象とし、レポート(提出時の口頭試問を含む)により評価する。不合格者は翌年以降再履修とする。
・定期試験,追試験,再試験は行わない。 |
履修上の注意 |
1. 1回でも無断欠席すると成績評価はしない。
2. 部活・サークル活動等の公的理由で実験を欠席する場合、担当教員に事前に連絡をし、後日それを証明する書類を持参すれば別途実験日を設定する。この場合、教務課に欠席届を必ず提出すること。連絡・欠席届の提出のいずれか1つでも欠けている場合は無断欠席として扱う。 3.急な疾病等で実験を欠席した場合、後日担当教員にそれを証明する書類を持参すれば別途実験日を設定する。この場合、教務課に欠席届を必ず提出すること。連絡・欠席届の提出のいずれか1つでも欠けている場合は無断欠席として扱う。 4. 出席,小テスト・アンケート,レポートのいずれか一つでも条件を満たさない場合は成績評価しない。 5. レポート提出時に簡単な口頭試問を行う。質問内容は実験について理解度を確認するためのものであり、反応工学,化学工学量論,化学システム工学,移動論,拡散単位操作,計測工学,熱力学で履修する内容と同レベルである。 6. 同時期に開講される「有機化学実験」の時間も利用して、一つのグループは前半7.5週で「有機化学実験」を、後半7.5週で「化学工学実験A」を行い、もう一つのグループは前半で「化学工学実験A」、後半で「有機化学実験」を行う。履修登録時には注意すること。 |
教員からのメッセージ | 全員に単位を修得してもらうことを前提に指導しています。不合格にするための指導は一切行っておりませんが、毎年不合格になる人がいます。「提出期限を守らない」,「レポートを出さない」,「途中から実験に来なくなった」という身勝手な行動にでた人たちばかりで、自分自身に甘えているからです。「指導が厳しい」などの文句を言う前に自分自身の行動を再確認してください。質問等はオフィスアワー以外でも随時受けつけていますので気軽に教員室を訪問してください。 |
学習・教育目標との対応 | 応用化学科の教育目標、B-2(専門的知識−化学工学)、C(継続的学習)、F(プレゼンテーション能力)、G(実際的能力)の達成に寄与する。 |
関連科目 | 熱力学、化学工学量論、化学システム工学、反応工学、移動論、計測工学、拡散単位操作 |
その他 |