開講年度 2007
教育課程名 主専門教育課程 学科別科目
授業科目番号 40
授業科目名 生化学B
開講曜日と時限 金曜日3,4時限
教室番号 N207
開講学期 前期
単位数 2
対象学科・学年 応用化学科2年
必修・選択の別 選択
授業方法 講義及び演習
担当教員 岡本 洋(OKAMOTO, Yoh)(応用化学科・生物工学講座)
教員室番号 Y-305
連絡先(Tel) 46-5740
連絡先(E-Mail) yoh@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 月曜日9:00-10:00
水曜日13:00-14:00
金曜日16:00-17:00
授業のねらい 生命維持のしくみについて、組織、細胞、分子の各レベルの視点から反応の特徴と酵素の役割を学ぶ。特に、エネルギー代謝を酵素反応の連鎖としてとらえ、エネルギーの獲得と利用の全体像を理解するために以下の目標を掲げる。
到達度目標 1.生体内の化学反応の驚異的な効率性と全体調和が、どの様なしくみによって成り立っているのかを理解し、基本的用語を用いて説明できる。(25%)
2.酵素反応速度論の基礎を習得し、生物反応の計量的評価に応用できる。(25%)
3.生体エネルギーの備蓄と生体内の物質再利用の連携を理解している。(25%)
4.生体高分子化合物の構造と機能を水溶媒中の特徴として理解し、説明できる。(25%)
授業計画 第1週 授業内容のガイダンスと基礎知識の確認(教科書第1〜10章)
第2週 酵素反応の特徴(教科書第11章) 
第3週 酵素反応速度論(教科書第12章)
第4週 演習(実験データを解析してみよう)
第5週 反応機構の多様性と具体例(教科書第11、12章)
第6週 代謝とは何か(細胞内オルガネラの機能分担)(教科書第13章)
第7週 中間試験
第8週 解糖系の諸反応 (教科書第14章)
第9週 エネルギー備蓄と利用(教科書第15章)
第10週 クエン酸サイクル(教科書第16章)
第11週 電子伝達系と酸化的リン酸化によるATP合成(教科書第17章)
第12週 脂質の代謝(教科書第19章)
第13週 アミノ酸の代謝(教科書第20章)
第14週 エネルギー代謝の組織化と調節(教科書第21章)
第15週 光合成(教科書第18章)と、まとめ
第16週 定期試験
教科書及び教材 ヴォート著、 田宮ら訳 「基礎生化学」東京化学同人 7,400円
岡本ら編著 「演習で学ぶ生化学」第2版 三共出版 2,700円
参考書 教科書と同程度の内容でヒトの生化学を把握する参考書として,
リッター著、須藤ら訳「生化学」東京化学同人(図書館蔵書)
教科書より高度な内容を詳細に解説した参考書として,
ヴォート著、 田宮ら訳「生化学 上、下」第3版 東京化学同人(図書館蔵書)
ストライヤー著、田宮ら訳 「生化学」第5版 東京化学同人(図書館蔵書)
ロディッシュら著、野田ら訳「分子細胞生物学」第5版 東京化学同人(図書館蔵書)   
アルバーツら著、中村ら訳 「細胞の分子生物学」第4版 ニュートンプレス(図書館蔵書)
教科書の理解の助ける参考書として,
ヴォート著「生化学問題の解き方:英語版」東京化学同人(図書館蔵書)
成績評価方法 60点以上を合格とする。成績は中間試験30%、定期試験50%、小テスト20%の割合により評価する。不合格者には一度だけ再試験を実施し、60点以上を合格とする。再試験に不合格の場合には再履修すること。定期試験受験資格は実施小テスト及び中間試験の受験を条件とする。中間試験の追試験は行わない。
履修上の注意 授業計画を参考に必ず予習をして講義に出る。小テストに出題した問題,教科書と演習の例題を十分に復習する。講義ノートをとり、記述問題の答えのまとめ方を練習する。
教員からのメッセージ 講義内容の質問に限らず,気軽に教員室を訪ねてください。
学習・教育目標との対応 この科目は、応用化学科の教育目標, B-3(専門的知識-生物)の達成に寄与する。
関連科目 生命科学、生化学A、遺伝子工学
その他