開講年度 2007
教育課程名 主専門教育課程 学科別科目
授業科目番号 25
授業科目名 基礎有機反応
開講曜日と時限 金曜日、1,2時限
教室番号 N205
開講学期 後期
単位数 2
対象学科・学年 応用化学科1年
必修・選択の別 選択
授業方法 講義
担当教員 高野 信弘(TAKANO, Nobuhiro)(応用化学科・基礎化学講座)
教員室番号 H-317
連絡先(Tel) 0143-46-5746
連絡先(E-Mail) ntakano@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 木曜日  9:00-10:30
金曜日 10:30-12:00
授業のねらい 「基礎有機反応」では、基礎有機化学(1年前期)で学んだ基本的な知識をさらに、アルケン、アルキン、ハロゲン化アルキル、共役ジエンなどの具体的な有機化合物の反応へ適用し、基礎的な反応の概念、立体化学、そして化学反応の仕組みを習得し、将来の高度な有機反応が理解できる基礎力をつける。
到達度目標 この授業では、以下の習得を最低限の到達目標とする。

•有機反応を表現、説明する基本的な語彙とその意味。(25%)
•アルケン、アルキン、ハロゲン化アルキル、共役ジエンの基本的な構造、性質および反応。(35%)
•立体化学における基本的な用語と分子構造の三次元表現。(20%)
•極性反応を説明するための速度論、立体化学、反応基質および試薬の性質、反応条件。(20%)
授業計画 第 1週 有機反応の基礎
第 2週 アルケンの電子構造(第6章)
第 3週 アルケンの立体化学(第6章)
第 4週 アルケンの構造と安定性(第6章)
第 5週 アルケンへのHXの求電子付加反応(第6章)
第 6週 カルボカチオンの安定性(第6章)
第 7週 アルケンの反応(第7章)
第 8週 アルキンの電子構造と反応性(第8章)
第 9週 立体化学 (I)(第9章)
第10週 立体化学 (II)(第9章)
第11週 立体化学 (III)(第9章)
第12週 ハロゲン化アルキルの構造と反応性(第10章)
第13週 ハロゲン化アルキルの求核置換反応(第11章)
第14週 共役ジエンの性質と反応(第14章)
第15週 有機反応のまとめ
第16週 定期試験

教科書及び教材 マクマリー「有機化学」(上、中、下)第6版、東京化学同人
「HGS分子構造模型C型セット」丸善
参考書 ハート「基礎有機化学」三訂版、培風館
成績評価方法 定期試験で60点以上を合格とする。
不合格者は再履修。
履修上の注意 受講するときの留意点は、既習の「基礎有機化学」での基礎的事項をよく復習し、理解しておくこと。
教員からのメッセージ 講義は、教科書の内容を中心に進めるので予習をしておくこと。
学習・教育目標との対応 この科目は、応用化学科の教育目標 B (化学及び生物工学に関する専門的知識を身につける)および教育目標 E (広く世界に情報を求め、人と自然の調和を考えた科学技術を展開できる力を身につける)の達成に寄与する。
関連科目 1年次前期 基礎有機化学
2年次前期 有機化学A
2年次後期 有機化学B
3年次前期 有機化学実験
その他