開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目番号 | 34 |
授業科目名 | 誘電体物理学 |
開講曜日と時限 | 水曜日 3,4時限 |
教室番号 | N104 |
開講学期 | 後期 |
単位数 | 1 |
対象学科・学年 | 材料物性工学科 応用物理コース3年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
担当教員 | 川島利器 (KAWASHIMA Riki) (材料物性工学科・応用物理講座) |
教員室番号 | K707 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5616 |
連絡先(E-Mail) | kawasima@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 金曜日 午前10時25分から午前11時55分 (変更もありうる。その場合には変更の曜日時間を示す。) |
授業のねらい |
誘電体とは,物理的には伝導電子を持たない絶縁体の電子構造を持ち,電場を加えると誘電分極を発生する固体,液体,気体物質の総称である。コンデンサー或いはセンサーなど,また最近ではメモリー素子材としても重要な材料である。誘電体材料の物理的な性質について概説する。
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到達度目標 |
1、電磁気学の基礎概念を復習する
2、誘電体の物性を理解する 3、分極の分類と構造について理解する 4、変動電場における誘電体の特性について理解する 5、強誘電体特性、ピエゾ電気,焦電効果について理解する |
授業計画 |
週 授 業 内 容 等 備 考
1週目 シラバスの説明、誘電体物理学の概要 pp.1-2(応用物性論) 2週目 誘電体物理学の前提とする知識の概要 pp.255-255(物理学), 3週目 分極の分類と構造 pp. 257-258(応用物性論) 4週目 誘電体内の電場 pp. 258-259(応用物性論) 5週目 誘電率の微視的モデル 〃 6週目 変動電場における誘電体 pp. 262-263(応用物性論) 7週目 強誘電体特性、ピエゾ電気,焦電効果 pp.263-266(応用物性論) 8週目 定期試験 |
教科書及び教材 |
応用物性論 青木 昌治著、基礎工業物理講座6 朝倉書店)
物理学(小出昭一郎著) |
参考書 |
宇野良清、他共訳 「キッテル固体物理学入門(上)(下)」第7版 丸善 定価(3,400円+税)
(図書館に所蔵あり) |
成績評価方法 | 100点満点で定期試験で評価する。100点満点で60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 |
1) 講義を休まないで出席してください。
2) テキストを一読また講義を聞いただけで理解される簡単な内容を持つ講義ではない。各自がテキストおよび講義を受講し記録しているノートに基づき、十分に予習復習を行なう必要がある。そのことが、各自の知識力、理解力、計算力を向上させる。 3) 授業中の質問は大歓迎。オフイスアワーなどでの質問も適宜受け付ける 4) 授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。 5) 再試験は行わない。 6) 不合格者は再履修すること。 |
教員からのメッセージ | 誘電体の物性は、電磁気学ならびに固体物理学を土台として、理解されます。電磁気学の復習と、誘電体の持つ多様な特性をお話します。固体物理学と同じように、力学、電磁気学、熱力学、量子論、統計力学などの物理学の基礎知識また微分方程式解法などの数学的手法の習得、化学結合などの化学の基礎知識などのことが誘電体材料を理解する上で必要です。 |
学習・教育目標との対応 |
この授業の単位修得は、JABEE基準1(1)の(d):該当する分野別要件 (2)専門能力 各領域に対するプログラムの設定目標実現に必要な専門科目を系統的に修得した専門知識及び専門技術、に対応している。
学科の学習・教育目標の、 (F):応用物理専門能力 に対応している。 |
関連科目 | 固体物理学、結晶構造学、振動波動論、電磁気学、量子論、統計熱力学の基本を習得していること。 |
その他 |