1 1 開講年度 2007
教育課程名 主専門教育課程 学科別科目
授業科目番号 32
授業科目名 生体機能材料科学
開講曜日と時限 木曜日 5,6時限
教室番号 N208
開講学期 後期
単位数 1
対象学科・学年 材料物性工学科 材料工学コース3年
必修・選択の別 選択
授業方法 講義形式。
出席を重視する。
担当教員 岩佐達郎(IWASA, Tatsuo)(材料物性工学科)
教員室番号 Y-507
連絡先(Tel) 0143-46-5661
連絡先(E-Mail) iwasat@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 月曜日 午前9時〜10時30分
授業のねらい ・生物が示す種々の生体機能を担っている物質は何であるのか。それらにはどのような特徴があるのか、を理解し、その機能を利用する方法を学ぶ。
・バイオ材料利用に関する基礎的知識を習得する。
 (遺伝子工学、遺伝子資源等)
到達度目標 1.種々の生体機能を担う物質の構造と機能についての基礎知識の習得、特に核酸について。
2.遺伝子工学、抗体工学の基礎となる知識の習得、基礎的手法とその応用について知る。
3.生体機能と関連づけたバイオ材料の考え方を知る。
  資源としてのゲノム、ゲノム解読、再生医療等
授業計画 以下の項目について講義を行う。

1.本講義に必要な基礎的知識の復習:細胞、生体を構成する分子
2.生体分子を作る種々の化学結合
3.遺伝子とタンパク質とアミノ酸
4.遺伝子工学-1:ベクター等
5.遺伝子工学-2:スクリーニング等
6.遺伝子工学-3:PCR法と遺伝子診断等
7.抗体工学-1.免疫と抗体
8.抗体工学-2.モノクローナル抗体、ハイブリッド抗体等
9.生命科学と環境・社会
教科書及び教材 プリントを配布する。
基本的な講義の流れは、岩波講座・現代工学の基礎「バイオ材料の基礎」によっている。講義で扱わない内容もあるが、一読を勧める。
参考書 ・バイオ材料の基礎・岩波講座・現代工学の基礎:前田瑞夫:岩波書店
・分子細胞生物学:バーク他:東京化学同人
・ワトソン・組換えDNAの分子生物学:ワトソン他:丸善
・細胞の分子生物学:アルバート他:教育社
成績評価方法 ・毎回の小テスト、及び期末テストを50%、50%で評価して100点満点に換算し、60点以上を合格とする。
・再試験は原則として行わない。必要なときは一度行う。それにも不合格の者は再履修となる。
履修上の注意 ・2年次開講の「生物システム工学」履修を勧める。
教員からのメッセージ 環境問題を考えるにも、生体にやさしい材料を考えるにも、必要な基礎的な素養がある。講義でトピック的な内容も扱うが、学生諸君が新聞、ニュース等、日々の生活を通して、自ら問題意識を持ち、講義に望んで欲しい。
学習・教育目標との対応 材料工学の専門知識を修得し、これを自ら取り組む課題に応用できる能力を身に付ける。
関連科目 1年後期:「生物学入門」
2年次前期:「環境生物学」
2年次後期:「生物システム工学」
その他