開講年度 2007
教育課程名 主専門教育課程 学科別科目
授業科目番号 57
授業科目名 金属材料学A
開講曜日と時限 金曜日 3・4時限
教室番号 N302
開講学期 前期
単位数 2
対象学科・学年 材料物性工学科 材料工学コース3年
必修・選択の別 選択
授業方法 講義
担当教員 幸野 豊(KOHNO、Yutaka)
教員室番号 K-606
連絡先(Tel) 0143-46-5660
連絡先(E-Mail) kohno@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 水曜日 午後4時30分〜午後7時30分
授業のねらい 主要な金属材料である鉄鋼材料について、ミクロ組織、熱処理方法・条件、材料特性(強度特性等)などの相関関係を理解し、鉄鋼材料の種類および特性と用途を習得することを目的とする。
到達度目標 1.金属材料・鉄鋼材料に関する基本的な用語を理解し、使用することができる。
2.炭素鋼・特殊鋼のミクロ組織−熱処理−機械的性質の関係を理解できる。
3.炭素鋼・特殊鋼の種類による使用例の違いを説明できる。
授業計画 1週 金属材料の基礎1
2週 金属材料の基礎2
3週 炭素鋼の基礎
4週 鋼塊・鋼材、鋼の塑性加工
5週 炭素鋼の熱処理
6週 実用炭素鋼
7週 鋼の表面処理
8週 特殊鋼の基礎
9週 特殊鋼の炭化物と熱処理
10週 低合金特殊鋼1
11週 低合金特殊鋼2
12週 高合金特殊鋼1
13週 高合金特殊鋼2
14週 磁性材料
15週 鋳鉄
16週 補講日
教科書及び教材 「第2版 若い技術者のための機械・金属材料」
矢島悦次郎他共著、丸善。

教科書に掲載されていない図表等については、ホームページ上に掲載するので参考にすること。
(http://lamda.mat.muroran-it.ac.jp/html/kougi2.html)

参考書 W.D.キャリスター著、入戸野修監訳「材料の科学と工学1 材料の微細構造」培風館
谷野・鈴木共著「鉄鋼材料の科学」内田老鶴圃
杉本・長村・牧他共著「材料組織学」朝倉書店
高橋・浅田・湯川共著「金属材料学 第3版」森北出版
成績評価方法 60点以上を合格とする。定期試験とレポート(随時)を総合して評価する(定期試験80%、レポート20%の割合で評価)。不合格者には一度だけ再試験を実施し、60点以上を合格とする。再試験にも不合格の場合には再履修すること。
履修上の注意 「結晶構造学」、「材料科学A」、「材料科学B」の内容を理解していることが望ましい。
教員からのメッセージ 使用する教科書は簡潔ながら項目の関連性などがよく整理されており理解しやすい教科書であるが、「覚える」ことが重要となる科目なので、教科書に沿った予習・復習が極めて重要である。
学習・教育目標との対応
関連科目 この科目の履修にあたっては,「結晶構造学」、「材料科学A」、「材料科学B」、「材料力学」、「材料プロセス学」を履修しておくことが望ましい。
今後の関連科目は「金属材料学B」、「システム材料学」である。
その他 随時使用するViewGraphは、使用後一定期間ホームページ上に掲載するので参考にすること(教科書及び教材の項参照)。閲覧のためのIDやパスワードについては初回講義時に通知する 。