開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目番号 | 45 |
授業科目名 | 物理化学B |
開講曜日と時限 | 木曜日 3・4時限 |
教室番号 | N104 |
開講学期 | 前期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 材料物性工学科 材料工学コース2年 |
必修・選択の別 | 必修 |
授業方法 | 講義 |
担当教員 | 佐藤忠夫(SATOU,Tadao)(材料物性工学科・材料工学講座) |
教員室番号 | K-504 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5631 |
連絡先(E-Mail) | sato@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 火曜日 10:00から12:00、14:00〜17:00 |
授業のねらい | 原料から素材が製造される過程、材料内部の状態が変化して行く過程あるいは材料が朽ちる過程などの反応を伴う現象の終了点は、始めと終わりのエネルギーの変化から計算できること、また、それらの現象が進行するためには、あるエネルギーバリヤーを超える必要があること、進行速度に及ぼす濃度、温度の影響等の知識を修得する。 |
到達度目標 |
1.平衡状態という概念が理解できる.
2.熱力学データを用いて、化学反応の平衡定数と平衡組成を計算することができる. 3.反応速度の反応物組成と温度の依存性を理解し、実験データから速度式がよみとれる. 4.活性化エネルギーの概念を理解し、その値を計算できる. |
授業計画 |
1週目 ガイダンスおよびオリエンテーション
2週目 化学ポテンシャルと反応ギブスエネルギー3週目 反応ギブスエネルギーと平衡定数 4週目 平衡に対する圧力と温度の影響 5週目 小テスト、エリンガム図 6週目 いろいろな系への応用 7週目 中間試験 8週目 中間試験問題の解説、反応速度の定義9週目 反応速度定数、反応次数 10週目 反応次数の解析 11週目 小テスト、反応速度の温度依存性 12週目 速度式の解釈 13週目 拡散律速の反応、活性複合体理論 14週目 期末試験 15週目 期末試験問題の解説 16週目 試験予備日 |
教科書及び教材 |
P.W.Atkins著 千原秀昭、中村亘男訳「アトキンス物理化学(上),(下)第6版」東京化学同人.
必要に応じてプリントを配布する. 指数、対数が計算できる電卓を持参すること. |
参考書 | |
成績評価方法 | 100点満点で中間試験45点、期末試験45点、小テスト10点とし、それぞれに6割以上得点した人を合格とする。 |
履修上の注意 | 出席要件:15週までの間に10回以上出席していること(未満の場合は、非履修とみなす)。指数、対数が計算できる電卓を持参すること。講義に関する連絡は授業中または学科掲示板(材料物性棟1階)で行う。再試験は行わない。不合格者は再履修すること。 |
教員からのメッセージ | 出席要件の出席回数は「弔事、病気、部活動、就職活動等で欠席するとしても、合わせて5回まで」という意味です。成績評価は厳格に行います。たとえ就職が決まっていようと、単位認定とは全く関係の無い話です。 |
学習・教育目標との対応 |
この授業の単位習得は、JABEE基準1(1)の(d)(2)の材料のプロセスに関する基本の理解、に対応している。
学科の学習・教育目標の材料工学の専門能力、に対応している。 |
関連科目 | この科目は、基礎化学(必修)、熱力学(必修)および物理化学A(必修)の内容を十分理解していることを前提として講義を進める。今後の関連科目は、材料精製学(必修)、複合材料学(必修)表界面科学(選択)、材料電気化学(選択)、耐環境材料学(選択)である。 |
その他 |