開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目番号 | 7 |
授業科目名 | 結晶構造学 |
開講曜日と時限 | 月曜日 7・8時限 |
教室番号 | N207 |
開講学期 | 後期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 材料物性工学科1年 |
必修・選択の別 | 必修 |
授業方法 | 講義 |
担当教員 | 斎藤英之(SAITOH, Hideyuki)(材料物性工学科・材料工学講座) |
教員室番号 | K−413 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5654 |
連絡先(E-Mail) | saitoh@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 火曜日 15時〜17時 |
授業のねらい | 物質は,その外形の示す対称性や物質内部の原子配列からいくつかの結晶構造に分類され,また物質の示す巨視的性質は結晶構造と密接な関係がある.本授業では結晶構造についての入門的な講義を行い,結晶構造の分類・表記法,結晶構造の解析方法,および結晶構造と物理的性質との関連についての基礎的な知識の修得を目的とする. |
到達度目標 |
1.結晶に関する基本的な用語を理解し,対称性や格子面の表記を
正しく使用することができる. 2.簡単な結晶構造をとる物質の原子配列を理解できる. 3.結晶構造と物理的性質の関係を考察できる. 4.結晶構造解析の原理を理解できる. |
授業計画 |
1週目 シラバスの説明,結晶の対称性
2週目 対称操作の分類および表記法 3週目 結晶系 4週目 空間格子 5週目 格子面とミラー指数 6週目 格子面とミラー指数 7週目 ブラベ−格子 8週目 原子間の結合力 9週目 結晶構造の例 10週目 結晶の対称性と物理的性質の関係 11週目 結晶の構造解析法 12週目 X線回折法 13週目 結晶構造因子 14週目 物理的手法による元素分析法 15週目 非晶質および液晶 16週目 定期試験 |
教科書及び教材 | 高橋 清 著 「物質の構造」,コロナ社 |
参考書 |
P.J.Brown,J.B.Forsyth(岩崎 博 訳)「結晶構造」(図書館に所蔵あり)
島田 章 「結晶構造」(図書館に所蔵あり) G.Burns(寺内・中村訳)「結晶としての固体」(図書館に所蔵あり) |
成績評価方法 |
定期試験 100 点満点で 60 点以上を合格とする.
再試験は状況により実施する場合がある.再試験も 60 点以上を合格とするが,成績は,基本的に 60 点 あるいは 65 点とする.解答がよくできていた場合には 70 点を与えることもある. |
履修上の注意 |
この講義は材料学の基礎となる内容ですので,きちんと理解して下さい.
講義内容は難解なものではありませんが,内容をよりよく理解するために教科書のその日に講義する部分を読んで来て下さい. 不合格者は再履修すること. |
教員からのメッセージ |
講義で黒板に板書したものを単に書き写すだけではなく,講義で出てきた重要と思うところをメモする習慣をつけて下さい.また,板書したものを覚えるだけではなく,興味を持ったところは自分から調べるよう心がけて下さい.
翌週講義する部分を宿題として出し,予習の手助けとすることを考えています. |
学習・教育目標との対応 | この授業の単位修得は,材料コースの学習教育目標 (D)材料工学の専門能力,JABEE基準 1(d)(1)に,また,応物コースの学習教育目標 (F)応用物理専門能力,JABEE基準 1(d)(2a)に対応している. |
関連科目 |
この講義は材料工学の基礎となる内容ですので,主専門科目の
大部分に関連します. |
その他 |