1 開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目番号 | 30 |
授業科目名 | 計算機システム |
開講曜日と時限 | 月曜日1−2時限 |
教室番号 | A249 |
開講学期 | 前期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 電気電子工学科3年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義及び演習 |
担当教員 | 情報工学科 永野宏治 |
教員室番号 | V508 |
連絡先(Tel) | 46-5420 |
連絡先(E-Mail) |
nagano(at)csse.muroran-it.ac.jp
スパム対策のため@を(at)で表記しています。 |
オフィスアワー | 月曜日14:30-15:30 |
授業のねらい | 計算機のハードウェア,アーキテクチャ及びシステムプログラムに関する基礎知識を学び,計算機の動作原理を理解する。 |
到達度目標 |
1.計算機の構成を理解する。
2.計算機内での数値の表現方法を理解する。 3.中央演算装置,順序制御装置,記憶装置,入出力装置の構造と働きを理解する。 4.オペレーティングシステムの基本的役割を理解する。 5.ネットワークの基礎原理を理解する。 |
授業計画 |
1週目 身近にある計算機を知り、計算機の構成を学びます。
2週目 学生諸君が触れてきた計算機,OS,ソフト,言語を紹介する小論文を書いてもらいます。 3週目 計算機システムの構成方法と処理形態の典型例を学びます。 4週目 情報が量として測れることを学び、情報の単位を理解する。(1.1) 5週目 数値を分類し、計算機内での数値の表現方法を学びます。 2進法,浮動小数点,負の数の補数表現。(1.1) 6週目 計算機の構造を学び、内部装置の構成を学びます。計算機の発展の歴史を学びます。(2.1.1) 7週目 機械語とその動作を学びます。(2.1.5) 8週目 プロセッサの機能と演算器の働きを学びます。(1.1.12-1.1.15, 2.1.2, 2.1.4) 9週目 計算機内で命令が順番だてて実行されるメカニズム(順序制御機構)を学びます。 マシン命令の実行順序の管理と制御,割り込み,スタック。(1.2.3-1.2.4, 2.1.2-2.1.4) 10週目 記憶システムを分類し、その構成原理を理解する。 階層構造,主メモリ,キャッシュ。(2.1.11-2.1.19) 11週目 オペレーティングシステムのプロセス管理の原理を学びます。(2.2.1-2.2.3) 12週目 オペレーティングシステムのメモリ管理の方法を学びます。広大なメモリ空間を実現する仮想記憶の原理を学びます。仮想記憶。(2.2.4-2.2.6) 13週目 ネットワークの接続原理を学び、ネットワーク上で計算機が特定できる方法を理解します。(第7章) 14週目 まとめのテスト 15週目 テスト結果を解説します。また,新しい計算機システムを紹介します。 |
教科書及び教材 |
小高知宏,「基本情報処理技術者に向けての情報処理の基礎と演習(ハードウェ
ア編)」近代科学社,2000円 |
参考書 |
藤広哲也,「CPUは何をしているか」すばる舎
梅津信幸,「あなたはコンピュータを理解していますか?」技術評論社 矢沢久雄,「プログラムはなぜ動くのか」日経BP社 清水謙多郎,「オペレーティングシステム(情報処理入門コース2)」岩波書店 柴山潔,「ハードウェア入門」サイエンス社 柴山潔,「コンピュータアーキテクチャの基礎」近代科学社 齋藤忠夫,大森健児「現代計算機アーキテクチャ」オーム社 |
成績評価方法 |
計算機システムの構造の基本的な知識を筆記試験で判定します。
まとめのテストにおいて,60点以上を合格とします。 |
履修上の注意 |
講義の最後に,毎週小テストを行います。
小テストでは,前週の内容を問います。 |
教員からのメッセージ | 情報工学を学ぶ上で計算機システムを理解していることは必須の条件であるので,しっかり勉強してほしい。 |
学習・教育目標との対応 |
この授業科目は、情報工学科の学習目標の以下の項目に対応している。
情報技術者:「情報システム」−基礎知識と構築・運用能力を身につける。 |
関連科目 | この科目は、3年次開講の「組込みシステム」の基礎になるものである。 |
その他 |