開講年度 2007
教育課程名 主専門教育課程 学科別科目
授業科目番号 39
授業科目名 通信工学
開講曜日と時限 月曜日 3,4時限
教室番号 N205
開講学期 後期
単位数 2
対象学科・学年 電気電子工学科3年
必修・選択の別 選択
授業方法 講義
担当教員 宮永滋己(MIYANAGA, Shigeki)(電気電子工学科・通信・先進計測講座)
教員室番号 Y-201
連絡先(Tel) 0143-46-5530
連絡先(E-Mail) miyanaga@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 水曜日 17:00〜18:00
木曜日 17:00〜18:00
授業のねらい 音声・画像などのアナログ(連続)情報の伝送から、それらをディジタル(離散)化したデータ伝送を含むマルチメディア形情報通信ネットワークまでの通信システムの基礎と原理について学ぶ。
到達度目標 1.通信が大きく分けて、アナログ通信とディジタル通信に分類されることを理解し、通信工学全体を展望できるようにする。(10%)
2.変調技術などのアナログ通信の基礎および各種変調方式の特徴を理解する。(45%)
3.ディジタル通信の原理、特徴および搬送波ディジタル変調の基礎について理解する。(45%)
授業計画 1.通信システムの概要(通信の歩み、通信システム、変調・復調とは)
2.信号とスペクトル(周期信号とフーリエ級数、信号波形のフーリエ変換、周波数領域解析)
3.信号の伝送(線形システムの応答、信号の伝送歪み、フィルタ、信号の減衰(dB,dBm))
4.線形変調通信方式(帯域通過信号、振幅変調、両側波帯と単側波帯、DSB,SSB,QAM変調方式、線形変調波の復調)
5.角度変調通信方式(周波数変調と位相変調、周波数スペクトル、多重化、角度変調波の復調)
6.アナログ信号のディジタル化(標本化定理とは、パルス符号変調(PCM))
教科書及び教材 特に指定しないが、おおむね福田 明著「基礎通信工学(第2版)」森北出版(3,000円(税別))の流れに沿って授業を進める。
参考書 池上文夫著「通信工学」理工学社(2,060円)
山下不二雄著「通信工学概論」森北出版(1993年)2,100円(税別)
植松友彦著「よくわかる通信工学」森北出版(1995年)2,500円(税別)
成績評価方法  定期試験(100点満点)で評価し、60点以上を合格とする。再試験は実施しない。
 到達度目標は、定期試験で論述問題ならびに計算問題を出題し評価する。
履修上の注意  適宜復習はするが、電磁気学I〜III、電気回路I〜IIIで学習した内容は前提として授業を進める。
 再試験は行わない。不合格の場合は再履修とする。
教員からのメッセージ
学習・教育目標との対応 (1)付随的に関与する学習目標
  B:電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する
関連科目 (1)電磁気学I、II、IIIおよび電気回路I、II、IIIで学習した内容全般は基礎知識として不可欠。
(2)同時開講の伝送回路工学では主に電気信号を伝送するための技術の基礎について学習するが、この講義では主に信号処理関連について学習する。
(3)4年次開講の通信網工学では、主に伝送路を接続して効率的に通信システムを構成するための技術について学習する。
その他 特に無し。