開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目番号 | 35 |
授業科目名 | 伝送回路工学 |
開講曜日と時限 | 火曜日 3,4時限 |
教室番号 | N306 |
開講学期 | 後期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 電気電子工学科3年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
担当教員 | 宮永滋己(MIYANAGA, Shigeki)(電気電子工学科・通信・先進計測講座) |
教員室番号 | Y-201 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5530 |
連絡先(E-Mail) | miyanaga@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜日 17:00〜18:00
木曜日 17:00〜18:00 |
授業のねらい | 通信においては、様々な情報を電気信号に変換するための信号処理技術とともに、電気信号を伝送するための技術が不可欠である。本授業では、これまで電磁気学、電気回路で学習した事項を基礎に、伝送技術の中でも特に有線伝送を中心に、伝送線路、電磁波回路の基礎理論を習得するとともに、伝送技術の基礎について学習する。 |
到達度目標 |
1.分布定数回路の応用として一般的な伝送線路の伝搬特性の解析法を理解する。(40%)
2.電磁気学の知識を応用して各種伝送線路の基礎特性について理解する。(40%) 3.電磁波回路の考え方とその伝搬特性解析の基礎理論を理解する。(20%) |
授業計画 |
1.一様線路の基礎方程式
2.一様線路の定常状態における解析 3.種々の終端条件における伝送特性の行列による解析 4.複合線路と2端子対回路による解析 5.種々の伝送線路:線路の1次定数と2次定数 6.電磁波の解析と導波管の伝搬特性 7.電磁波回路の等価回路による解析 8.伝送線路による波形伝送の基礎 |
教科書及び教材 | 特に指定しないが、電磁気学III、電気回路IIIで使用したテキストは適宜使用する。 |
参考書 |
中島将光著「マイクロ波工学 基礎と原理」森北出版(3,090円)
安達三郎、佐藤太一著「電波工学」森北出版(2,400円) 池上文夫著「通信工学」理工学社(2,060円) 高木相著「通信工学」朝倉書店(2,781円) |
成績評価方法 |
定期試験(100点満点)で評価し、60点以上を合格とする。再試験は実施しない。
到達度目標は、定期試験で論述問題ならびに計算問題を出題し評価する。 |
履修上の注意 |
適宜復習はするが、電磁気学I〜III、電気回路I〜IIIで学習した内容は前提として授業を進める。
再試験は行わない。不合格の場合は再履修とする。 |
教員からのメッセージ | |
学習・教育目標との対応 |
(1)付随的に関与する学習目標
B:電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する |
関連科目 |
(1)電磁気学I、II、IIIおよび電気回路I、II、IIIで学習した内容全般は基礎知識として不可欠。
(2)同時開講の通信工学では主に信号処理関連について学習するが、この講義では電気信号を伝送するための技術の基礎について学習する。 (3)4年次開講の通信網工学では、主に伝送路を接続して効率的に通信システムを構成するための技術について学習する。 |
その他 | 特に無し。 |