開講年度 2007
教育課程名 主専門教育課程 学科別科目
授業科目番号 22
授業科目名 制御工学
開講曜日と時限 水曜日 5,6時限
教室番号 N207
開講学期 前期
単位数 2
対象学科・学年 電気電子工学科3年
必修・選択の別 必修
授業方法 講義
担当教員 青柳 学(Manabu Aoyagi)(電気電子工学科 電気エネルギー・エレクトロニクス講座)
教員室番号 E305-1
連絡先(Tel) 0143-46-5504
連絡先(E-Mail) maoyagi@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 月曜日 10:30〜12:00
水曜日 10:30〜12:00
授業のねらい 本授業では,古典制御理論に基づく伝達関数,ブロック線図,およびボード線図による系の記述方法、周波数応答や安定性,さらにフィードバック制御系について、例題を通して修得する。
到達度目標 1 .制御したい具体的な系が与えられたとき、適切に未知変数を設定し微分方程式を構成し、系を記述することができる。(30%)
2 .与えられた系を、伝達関数・ブロック線図・ボード線図などで記述・モデル化し、系の性質を多面的に捕らえることができる。(40%)
3 .モデル化した系の周波数応答や安定性など,系のふるまいを判定することができる。(30%)
授業計画 1.制御工学概要(1週)
2.信号の伝達と伝達関数(1週)
 ブロック線図,等価変換,微分・積分要素
3.ラプラス変換と伝達関数(4週)
 フーリエ展開からフーリエ変換・フーリエ積分へ,フーリエ変換からラプラス変換へ,ラプラス変換と常微分方程式,ラプラス変換と伝達関数
4.中間試験(1週)
5.フィードバック制御の基礎(3週)
 伝達関数の基本形,フィードバック制御
6.周波数応答(3週)
 伝達関数と周波数応答,ベクトル軌跡,ボード線図,ゲイン・位相特性曲線
7.フィードバック制御の安定性(2週)
 安定判別法,位相余有,ゲイン余有


教科書及び教材 中野、美多 著「制御基礎理論[古典から現代まで]」昭晃堂 定価(2,600 円+税)
参考書
成績評価方法 中間試験(40点満点),定期試験(60点満点)の合計で 60 点以上を合格とする。 
各到達度目標の評価方法は次のように行う。
目標1について:中間試験,定期試験において,計算問題および記述問題を出題し,達成度を評価する。
目標2について:中間試験,定期試験において,計算問題および記述問題を出題し,達成度を評価する。
目標3について:中間試験,定期試験において,計算問題および記述問題を出題し,達成度を評価する。
最終評価点が50点台のものについて,定期試験の再試験を行う。ただし,与えられた課題を全て解答することが受験の条件である。再試験によって合格したものの評価点は60点とする。
不合格者は再履修すること。
履修上の注意 理解度を確認するため毎回レポートを課します。指定された場所へ提出すること。
教員からのメッセージ
学習・教育目標との対応 この科目は、当学科の学習目標のうち、
B「電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する」
に主体的に関与する。
関連科目 電気回路I,II,III,電気電子工学実験B
その他