開講年度 2007
教育課程名 主専門教育課程 学科別科目
授業科目番号 19
授業科目名 電気回路III
開講曜日と時限 木曜日3〜4時限(10:25〜11:55)
教室番号 A333
開講学期 前期
単位数 2
対象学科・学年 電気電子工学科3年
必修・選択の別 必修
授業方法 講義
担当教員 内藤 督(NAITOH Tadashi)
教員室番号 E304
連絡先(Tel) 電話0143−46−5505
連絡先(E-Mail) naitoh@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 月曜日 10:00〜12:00
授業のねらい  交流回路の延長上にある理論として,ひずみ波形回路,LCR回路の過渡現象および、分布定数回路を修得する.
到達度目標 1 . フーリエ級数展開の概念をもちいてひずみ波交流回路を理解し,解くことができる(理解力45%)。
2 .LRC回路の過渡方程式をたてることができ,初期条件をもちいてその微分方程式を解くことができる(理解力35%)。
3 .分布定数回路の方程式をたてることができ,境界条件をもちいてその微分方程式を解くことができる(計算力20%)。。
授業計画 1.電気回路I・IIの復習とIIIの準備
 直流回路から交流回路へ,インピーダンス,ひずみ波,
 分布定数回路,過渡現象
2.正弦波交流とひずみ波交流
 正弦波の合成,ひずみ波の分解,基本波・高調波
3.フーリエ級数(I)
 フーリエ級数展開,複素形式のフーリェ展開,具体的な例
4.フーリエ級数(II)
 一般的なフーリェ級数の波形(対称波)、
 特殊な波形のフーリェ級数(偶関数・奇関数)
5.ひずみ波交流の電流・電圧・電力
 ひずみ波交流のリアクタンス,実効値,電力
6.演習・復習(I)
7.中間試験
8.過渡現象の簡単な例
 RL直列回路,RC直列回路
9.RC・RL並列回路
10.基本RLC回路
11.ラプラス変換と過渡現象の解法
12.集中定数回路と分布定数回路
 集中定数回路から分布定数回路,分布定数回路の基礎方程式
13.分布定数回路の解法
14.演習・復習(II)
15.予備日
教科書及び教材 1.小郷 寛,小亀英己,石亀篤司 著 
「基礎からの交流理論」 電気学会 定価(3100円+税)
2.エドミニスター著;村崎憲雄 他 訳 
マグロウヒル大学演習シリーズ「電気回路」 オーム社 定価(2800円+税)
参考書 1.菅 博、堀井仙松 著 「図説 電気回路要論」 産業図書 定価(3800円+税) (図書館蔵書×2)
成績評価方法 中間試験(40点満点),定期試験(60点満点)の合計で, 60 点以上を合格とする。関数電卓使用は可とする。 
但し、授業欠席を3回以内を受験資格とする。
中間試験,定期試験において計算問題を出題し,達成度を評価する.
履修上の注意 (1) サークル活動、忌引、病気等による欠席で、届けのあるものについては欠席扱いとはしないが、教員に申し出ないものは認めない。中間試験、定期試験の追試験は行うが、追試験対象者は申し出ること。
(2) 20分を越える遅刻は欠席とする。
(3) 再試験は行わない。
教員からのメッセージ 本科目は、暗記的な要素はほとんどなく、体系的な理解を要し、すべて前の授業からの積み重ねである。 授業に出席し積極的に不明なところを質問するなど、その都度その都度、授業内容を理解しておくこと。
学習・教育目標との対応 この科目は、当学科の学習目標のうち、
(B)「電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する」
に主体的に関連する。
関連科目
その他