開講年度 2007
教育課程名 夜間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目番号 3
授業科目名 情報工学演習C
開講曜日と時限 月曜日 1,2時限
教室番号 V棟
開講学期 後期
単位数 (2)
対象学科・学年 情報工学科3年
必修・選択の別 必修
授業方法 演習
担当教員 工藤 康生(KUDO,Yasuo)
(情報工学科・計算機システム学講座(Computer Systemics 講座))
教員室番号 R209
連絡先(Tel) 0143-46-5469
連絡先(E-Mail) kudo@csse.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 火曜日 16:00〜17:00
授業のねらい 「データ構造とアルゴリズム」で学んだ内容に基づき,
C言語を用いてデータ構造及び探索,整列のアルゴリズムを
実装する演習を通じて,データ構造とアルゴリズムに関する
理解を深める.
到達度目標
1. 基本的なデータ構造について,その特徴等を説明することができる.(知識力:25%)
2. 探索・整列アルゴリズムについて理解し,具体的な動作等を説明することができる.(理解力:25%)
3. C言語を用いて,基本的なデータ構造を実装することができる.また,探索・整列アルゴリズムを実装することができる.(プログラミング能力:50%)
授業計画 データ構造演習:
1週目 ポインタ・構造体の復習
2週目 データ構造とアルゴリズムの概要 1〜3 (教科書)
3週目 スタックと待ち行列(1) 4.1〜4.4
4週目 スタックと待ち行列(2) 4.1〜4.4
5週目 連結リスト(1) 5.1〜5.3
6週目 連結リスト(2) 5.1〜5.3
7週目 木構造(1) 6.1〜6.5
8週目 木構造(2) 6.1〜6.5

アルゴリズム演習:
9週目 二分探索木とその操作(1) 9.1〜9.3
10週目 二分探索木とその操作(2) 9.1〜9.3
11週目 単純な整列アルゴリズム(1) 12〜13
12週目 単純な整列アルゴリズム(2) 12〜13
13週目 高速な整列アルゴリズム(1) 14〜15
14週目 高速な整列アルゴリズム(2) 14〜15
15週目 まとめと総合演習
教科書及び教材 「データ構造とアルゴリズム」の講義で使用した教科書:
・近藤嘉雪 著「Cプログラマのためのアルゴリズムとデータ構造」ソフトバンク 定価(2700円+税)
を用いるので持参すること.
演習課題はプリントとして配布する.
参考書 C言語およびデータ構造とアルゴリズムに関する書籍として,例えば以下の書籍が挙げられる:
・カーニハン・リッチー 著 石田晴久 訳「プログラミング言語C(第二版)」共立出版 定価(3000円+税)(図書館に1冊所蔵あり)
・阿曽弘具 編著「Cによる情報処理入門」昭晃堂 定価(1800円+税)
・河西朝雄 著「改訂 C言語によるはじめてのアルゴリズム入門」技術評論社 定価(2480円+税)
・平田富夫 著「アルゴリズムとデータ構造 改訂C言語版」森北出版 定価(2200円+税)
成績評価方法 以下の2回のレポートにより評価する:
・データ構造演習レポート(配点50点)
・アルゴリズム演習レポート(配点50点)
到達度目標の1.および3.の前半はデータ構造演習レポートで,2.および3.の後半はアルゴリズム演習レポートで,それぞれ評価する.100点満点で60点以上を合格とする.
履修上の注意
1. 毎回出席して課題に取り組むことを前提とする.やむを得ず欠席する場合は,必ず欠席届を提出すること.
2. 演習中の質問は歓迎する.オフイスアワーなどでの質問も適宜受け付ける.
3. レポートの提出締切を厳守すること.締切に遅れたレポートは受け取らない.なお,提出締切は演習時間内に指示する.
4. 不合格者は再履修すること.

教員からのメッセージ この演習では,自分のペースで演習課題を解き,締切までにレポートを提出することで進める予定です.皆さんの積極的な取り組みに期待します.
また,C言語の基本的な文法およびポインタ,構造体の使用について理解していることを前提に進めます.
学習・教育目標との対応 この授業科目は情報工学科の学習目標の以下の項目に対応している.
情報技術者[コンピュータサイエンス]情報工学の基礎知識と応用能力を身につける.
関連科目 以下の科目を履修していることが望ましい:
・「データ構造とアルゴリズム」(1年次後期開講,選択)
・「プログラミング」(1年次後期開講,選択)
・「情報工学演習A」(3年次前期開講,必修)
・「情報工学演習B」(3年次前期開講,必修)

今後の主な関連科目は以下の通り:
・「情報工学演習D」(3年次後期開講,必修)
・「卒業研究」(4年次通年開講,必修)
その他