開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目番号 | 3 |
授業科目名 | 情報工学演習A |
開講曜日と時限 | 月曜日5〜6時限(12:55〜14:25) |
教室番号 | R201 |
開講学期 | 前期 |
単位数 | (1) |
対象学科・学年 | 情報工学科1年 |
必修・選択の別 | 必修 |
授業方法 | UNIXコンピュータとネットワークを用いた演習 |
担当教員 |
渡部修 (WATANABE,Osamu) (情報工学科・コンピュータ知能学講座 (Computational Intelligence講座))
渡邉真也 (WATANABE,Shinya) (情報工学科・コンピュータ知能学講座 (Computational Intelligence講座)) |
教員室番号 |
渡部修 R308
渡邉真也 V614 |
連絡先(Tel) |
渡部修 0143-46-5421
渡邉真也 0143-46-5432 |
連絡先(E-Mail) |
渡部修 watanabe@csse.muroran-it.ac.jp
渡邉真也 sin@csse.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー |
渡部修 月曜日 14:30-16:00
渡邉真也 火曜日 16:00-17:30 |
授業のねらい | コンピュータ及び通信ネットワークの利用法に関する基礎的な素養(情報リテラシー)を実習を通して習得する。特に本演習では、システム開発・サーバ運用・科学計算などの分野で主要なシステムとして用いられる、UNIXシステムの利用技術に的を絞る。情報工学科学生計算機室の端末を利用して情報の収集・交換・処理を行い、さらに自ら技術レポートの形で情報を整理し発表するための基礎的な技法を習得する。また共同作業を伴う技術レポート作成を通じて、段取り力とチームワーク力を養う。 |
到達度目標 |
1.UNIXシステムの基本的な操作方法を習得する(25%)。
2.エディタやUNIXツールを用いて文章、グラフ、及び図のデータを作成する要素技法を習得するとともに、これらのデータをLaTeXシステムを用いて統合し一つの技術レポートを共同で組版する方法を習得する(60%)。 3.コンピュータネットワークを用いて情報収集または発信するための利用技術を習得する(15%)。 |
授業計画 |
1.UNIXシステムの操作
第1回 UNIXワークステーションの概要 第2回 MacOSXシステムの操作 第3回 UNIXコマンドの使い方(1) 第4回 UNIXコマンドの使い方(2) 2.UNIX環境上での技術文書作成 第5回 エディタ操作と日本語入力(1) 第6回 エディタ操作と日本語入力(2) 第7回 エディタ操作と日本語入力(3) 第8回 グラフ描画ツールの利用 第9回 作図ツールの利用 第10回 LaTeXを用いたレポート作成技法(1) 第11回 LaTeXを用いたレポート作成技法(2) 第12回 LaTeXを用いたレポート作成技法(3) 第13回 LaTeXを用いたレポート作成技法(4) 3.コンピュータネットワークの利用 第14回 FTPの利用(メディアセンターのWebサーバへ接続) 第15回 SSHの利用(C211,C212教室からR201へ接続) |
教科書及び教材 |
・教科書として次の2冊を指定する。本演習の履修に当っては、必ず2冊とも購入すること。
1.九州工業大学情報科学センター(編),「インターネット時代のフリーUNIX入門 Linux,FreeBSDを用いた情報リテラシー」,朝倉書店(2,900円+税) 2.奥村晴彦,「[改訂第3版] LaTeX2e美文書作成入門」,技術評論社(2,980円+税) ・手引き書として次の一冊を演習中に配布する。 1.室蘭工業大学情報工学科(編),「情報工学演習Aの手引き」 ・その他最新情報を、Webを利用した講義テキスト作成支援システム「はたおり虫」で随時提供する。 |
参考書 | UNIX, Emacs, Gnuplot, LaTeX, HTML, シェルプログラミングなどに関する参考書を「情報工学演習Aの手引き」および「はたおり虫」で紹介するので、演習の進行に合わせて各自に適した参考書を見つけること。 |
成績評価方法 |
・提出されたレポートの内容により成績を評価する(100点満点で60点以上を合格にする)。
・レポート内容の評価結果について学生側からの質問を受け付ける機会を用意する。 ・レポート内容の評価結果に基づいて学生側がレポート内容の改善を行える機会を用意する。 |
履修上の注意 |
・指定した教科書、および配布した手引き書を、必ず持参すること。
・予め指定する期日までにレポートの提出がないものは、成績評価の対象とせず自動的に不合格とする。 ・不合格の場合は再履修すること。 ・コンピュータ端末数の都合により、原則として情報工学科昼間コースの学生のみに履修者を限定する。 |
教員からのメッセージ |
・密度の濃い演習ですから、演習の時間に初めて教科書や手引き書を読んでいるようでは内容をこなせません。必ず事前に内容を理解してから演習に臨んで下さい。
・コンピュータの操作には慣れが必要です。演習の時間外にも情報工学科学生計算機室の開放時間を積極的に利用して操作に親しんで下さい。 ・入学前までにパソコンの操作に慣れ親しんでいない学生には初め敷居が高く感じることもあるかもしれませんが、あきらめずに時間をかけてじっくりと取り組めば情報工学科で必要とされる最小限のコンピュータ操作技術を確実に習得できます。一方、既にパソコンなどに精通している学生も奥深いUNIXシステムの利用法を極める契機となりますので真剣に取り組んで下さい。 ・この演習は単にコンピュータの使い方を覚える演習ではありません。コンピュータの発展的な使い方を自ら学んでゆく力と姿勢を身に着けて下さい。また段取り力とチームワーク力を発揮してレポート作成の共同作業にあたって下さい。 |
学習・教育目標との対応 |
この授業科目は情報工学科の学習目標の以下の項目に対応している。
・人[チームワーク力]他者と共同して仕事を進める能力を身につける。 ・情報技術者[情報基礎]数学と自然科学の基礎知識を身につける。 |
関連科目 | 本演習は、引き続き行われる演習科目(情報工学演習B, C, PBL)の「基礎」にあたり,UNIXツールが道具として使えるようになることを目指します.今後の演習では、UNIXツールが問題なく使えることを前提に、より高度な内容(プログラミングなど)が行われます。従って、分からない点を見つけたら積極的に質問し、本演習中に解決するようにしてください。 |
その他 |