開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目番号 | 52 |
授業科目名 | 生産システム情報工学 |
開講曜日と時限 | 木曜日の5・6時限目 |
教室番号 | C112 |
開講学期 | 後期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 機械システム工学科3年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
担当教員 | 湯浅友典(YUASA Tomonori) |
教員室番号 | B209 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5347 |
連絡先(E-Mail) |
yuasa@mmm.muroran-it.ac.jp
スパム対策のため全角の@としています. |
オフィスアワー | 月曜日16:00〜17:00,火曜日11:00〜12:00 |
授業のねらい | 生産システムの概要の解説と,産業界で用いられている自動生産システムの代表的な一例として,印刷システムを取り上げ,その原理や構造を具体的に説明する.併せて,印刷の原理や印刷システムに関する基本原理や基礎知識の解説を行なう. |
到達度目標 |
(1)生産システムや印刷の基本的な原理を理解し,説明ができる.(理解力 25%)
(2)生産システムの概要や印刷関連機械とデジタル情報機器の仕組みと動作原理を学び,実際の社会でどのように利用されているか理解する.(知識力 50%) (3)生産システムや印刷システムの自動化の原理を理解し,そのいくつかの事例について具体的に説明できる.(理解力 25%) |
授業計画 |
第1時限 自動生産システムの概要
第2時限 コンピュータによる自動化 第3時限 機械加工と組立の自動化,計測・検査システム 第4時限 印刷の原理,紙とインキの知識 第5時限 製版と刷版の原理 第6時限 印刷機械の動作原理 第7時限 デジタル印刷機とオンデマンド印刷 第8時限 製本などの後加工機械 第9時限 印刷システムの自動化 第10時限 印刷工程情報管理 第11時限 AMPACによる情報管理 第12時限 インターネットと印刷 第13時限 生産管理 第14時限 まとめ 第15時限 定期試験 注:進度や都合により,一部,変更する場合がある. |
教科書及び教材 | 講義資料(泉 和人 先生著,他)を配布予定 |
参考書 |
人見 勝人著「入門編 生産システム工学」第3版,共立出版,定価3,360円
橋本 文雄,東本 暁美著「コンピュータによる自動生産システム 1 ハードウェア編」,共立出版,定価2,625円 泉 和人 著「新・印刷機械入門」印刷学会出版部,定価2,940円 「DTP&印刷スーパーしくみ事典」2005年度版,ワークスコーポレーションエデュケーション,定価3,150円 |
成績評価方法 | レポート20点,定期テスト80点の100点満点で,60点以上を合格とする. |
履修上の注意 |
前期に「自動生産システム工学」の単位を取得した学生は,大部分の内容が重複するので本講義を履修する必要はない.
講義中に演習が含まれることがあるので欠席しないこと. 再試験は行なわないので不合格者は再履修すること. |
教員からのメッセージ | 私たちの身の回りには印刷技術を用いた製品で溢れているが,意外とその仕組みについては知られていない.印刷技術は一般的な紙への印刷以外にもエレクトロニクスや医療などの分野にも利用されており生産業において重要な技術である.一方,2007年問題に代表される技術者の不足や,ニーズに合わせた他品種少量生産による製造工程の複雑化から今後益々生産システムの自動化と情報管理が重要となる.本講義ではこれらの内容を印刷業界の状況と取り組みを通して解説するが,印刷に関する基礎知識を学んできていないため前半はその解説にあてる.後半から生産システムの自動化と情報管理について解説するが,こちらも関連科目の応用編にあたるので本当にこの分野に興味をもって勉強したい学生の履修を勧める. |
学習・教育目標との対応 |
この授業の単位修得は,JABEE基準1(1)の(d):該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力,(e):種々の科学、技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力、に対応している.
学科の学習・教育目標の,(A)-4 機械システム工学に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力,に対応している. |
関連科目 | 計測工学,システム工学,機械システム設計学,卒業研究I・II |
その他 |