開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目番号 | 42 |
授業科目名 | 燃焼工学 |
開講曜日と時限 | 金曜日 1,2時限 |
教室番号 | C310 |
開講学期 | 後期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 機械システム工学科3年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
担当教員 | |
教員室番号 | |
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授業のねらい | 人間とそれ以外の動物との進化過程に大きな影響を与えた火の利用は,人間社会を宇宙へ進出させるまでに発展させた.しかし,未だに火に関する科学はあまり解明されておらず,これからの学問としても重要な位置付けにある.本講義では,燃焼現象の基礎を理解し,燃焼現象の有効な利用と燃焼が環境に及ぼす問題について習得する。 |
到達度目標 |
(1) 燃料の特徴と燃焼の発生条件が理解できる。
(2) 熱爆発理論が,熱伝導と熱対流の概念を使って理解できる。 (3) 燃焼反応式を使って重油ボイラーの理論空気量,乾き空気量 湿り空気量の計算ができる。 (4) 一次元火炎伝播を用いて,予混合燃焼の機構が理解できる。 (5) 液体燃料噴射ノズルの簡単な設計がベルヌーイの定理などを 用いてできる。 熱エネルギ管理士は国家資格試験として重要な位置付けにある。 以上の項目を元に,実践問題を適宜例示して,応用力を培う。 |
授業計画 |
第1週目: 火の歴史、火薬の歴史、燃焼とは
第2週目: 熱素説,熱力学の歴史,よく使用される単位系の学習 第3週目: 燃料の分類,燃焼の発生 第4週目: 気体燃料の分類と特徴 第5週目: 新しい燃料と,その研究分野の紹介 第6週目: 液体燃料の分類と特徴(その1) 第7週目: 液体燃料の分類と特徴(その2), 固体燃料 第8週目: 気体燃焼における自然発火(熱爆発理論)(火炎の伝播) 第9週目: 燃焼の計算(その1) 第10週目: 燃焼の計算(その2) 第11週目: 予混合燃焼(気体燃料) 第12週目: 液体燃焼(ノズルによる微粒化技術の紹介) 第13週目: 単純噴孔噴射ノズルによる液滴の形成 第14週目: 衝撃波とデトネーション 第15週目: まとめ 第16週目: 定期試験 |
教科書及び教材 | 適宜プリント等配布予定 |
参考書 |
水谷 幸夫 著 「燃焼工学」 (森北出版)
省エネルギーセンター編,「熱管理士試験の傾向と対策」(省エネルギーセンター) |
成績評価方法 | 定期試験の成績が100点満点中60点以上を合格とする. |
履修上の注意 |
(1) 出席率80%以上とする.
(2) 再試験は行わない. (3) 不合格者は再履修すること. |
教員からのメッセージ | この授業が引き金になって,難関の熱管理士国家試験にパスした学生が何名かいます.皆さんも頑張ってください。 |
学習・教育目標との対応 |
【学科の学習・教育目標との対応】
(A)-4 機械システム工学に関する知識とそれらを問題解決に応用できる 能力 【JABEEの学習・教育目標との関連】 (d) 該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に 応用できる能力 |
関連科目 |
[必要とする主要科目]
伝熱工学,流体力学I・II,熱力学I・II [必要とされる主要科目] 卒業研究I,II(テーマによる) |
その他 |