開講年度 2007
教育課程名 主専門教育課程 学科別科目
授業科目番号 22
授業科目名 機械システム設計学
開講曜日と時限
教室番号
開講学期 前期
単位数 2
対象学科・学年 機械システム工学科3年
必修・選択の別 必修
授業方法 講義,演習
担当教員 風間俊治(KAZAMA,Toshiharu)(機械システム工学科・設計制御工学講座)
教員室番号 B310-3
連絡先(Tel) 0143-46-5349
連絡先(E-Mail) kazama@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 月,10:30-12:00
授業のねらい 多種多様な機械および機械システムを設計する際には,その分野や機種に応じた設計法が求められる.しかしながら,それらの機械の多くあるいは主要部は,基盤となるいくつかの代表的な機械要素で構成される.本授業では,これら機械要素の構造を理解し,その部品選定や寸法決定などに必要な知識を獲得し,機械システムの設計の基礎を学ぶ.
到達度目標 機械システムの結合系,回転軸系,動力伝達系などに用いられる各構成要素の基礎や規格の概要を把握できる.(理解力 50 %)
静的あるいは定常的な特性評価および基礎的な設計計算ができるようになる.(計算力 50 %)
授業計画
単元 教科書頁 課題番号
第1週 概要,生産設計,単位 1〜3,281〜305
第2週 基礎(強度設計,許容応力・安全率) 3〜23
第3週 基礎(強度設計,許容応力・安全率) 3〜23
第4週 基礎(はめあい,表面性状・粗さ) 23〜32
第5週 結合系(ねじ) 33〜60
第6週 結合系(リベット,溶接) 61〜87
第7週 中間まとめ
第8週 回転系(軸) 88〜100
第9週 回転系(キー) 100〜104
第10週 回転系(軸継手) 104〜117
第10週 回転系(すべり軸受) 117〜132
第11週 回転系(転がり軸受) 132〜145
第12週 回転系(転がり軸受,シール) 132〜154 10
第13週 伝達系(歯車) 155〜185 11
第14週 伝達系(クラッチ,ブレーキ,ベルト) 185〜230 12
第15週 まとめ,補講
第16週 定期試験

(注)進捗状況や都合により変更を生じる場合がある.
教科書及び教材 教科書:和田稲苗編著「機械要素設計」実教出版,3,360円(税込.平成19年現在)
参考書 1.日本機械学会編「機械工学便覧 B:応用編」,日本機械学会.[附属図書館蔵, 1F参考図書 530.3 ]
2.伊藤美光著「機械要素のシステム設計」日刊工業新聞社.[附属図書館蔵,1F泉文庫 531.3]
3.米山猛著「機械設計の基礎知識」日刊工業新聞社.[附属図書館蔵 ,1Fシラバス 531.9]
4.畑村洋太郎編著「実際の設計」日刊工業新聞社.[附属図書館蔵, 1Fシラバス 531.9]
成績評価方法 成績は,提出課題(レポート形式.ただし,口頭試問を含む場合がある.各5点満点で計12問(回).提出遅れは1〜2点減点.不完全解答や不正解は0〜4点)60点満点および期末に実施する定期試験40点満点の合計100点満点で採点し,60点以上を合格とする.
履修上の注意 すべての課題を提出し,かつ定期試験を受験すること.再試験は実施しません(不合格者は再履修).
教員からのメッセージ 簡単な演習問題を数多く解いて頂く予定です.毎回の授業には,教科書,ノート,筆記用具,関数電卓を忘れずに持ってきて下さい.
学習・教育目標との対応 ・学科の学習・教育目標との対応
 (A)-4 機械システム工学に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力
・JABEEの学習・教育目標との関連
 (d)-(2) 機械工学の主要分野(材料と構造,運動と振動,エネルギーと流れ,情報と計測・制御,設計と生産・管理,機械とシステム)のうち各プログラムが重要と考える分野に関する知識と,それらを問題解決に応用できる能力.なお,各分野の内容要件については別に定める.
 (e) 種々の科学,技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
関連科目 [必要とする主要科目]機構学,機械製図,材料力学I,II,機械力学
[必要とされる主要科目]コース別設計法,卒業研究I,II(テーマに依存)
その他 課題(計12問)は,2回に分けてレポートとして,指定された用紙,形式で,指定する日時に,すべて提出して下さい.すべての課題を提出しても,必ずしも60点とはならないことに注意して下さい.
授業中の私語,入退出,携帯電話の使用は,他の受講生の迷惑になりますので,控えて下さい.
授業計画は,進捗状況や都合により,一部,変更する場合があります.