開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目番号 | 20 |
授業科目名 | 計測工学 |
開講曜日と時限 | |
教室番号 | |
開講学期 | 前期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 機械システム工学科3年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 教科書を主に利用した講義中心 |
担当教員 | 相津佳永(AIZU, Yoshihisa)(機械システム工学科設計制御工学講座) |
教員室番号 | Y401 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5348 |
連絡先(E-Mail) | aizu@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 金曜日16:15〜17:45 |
授業のねらい | 計測の基本概念を理解し,産業において計測の果たしている役割の位置付けを理解する. |
到達度目標 |
計量の基本的事項を理解し,機械産業で利用度の高い具体的計測手法を学習する.計測の基本と,計測機器の原理を理解することで,誤った計量管理を行わない機械技術者としての基礎を築くよう努める.具体的には,
1)計測量の取扱いに必要な確率統計の基礎が習得でき,使えるようになる. 2)測定量とその誤差を定量的に解析評価できるようになる. 3)信号処理の為の各種方法(フーリエ変換と自己相関関数,フィルタリング,コンボルーション,アナログーデジタル変換など)が理解できる. 4)電気量,温度,熱,応力,ひずみ,位置,速度,加速度等の物理量の計測原理と方法がわかるようになる. |
授業計画 |
週 授業内容
1.物理量の単位と標準 pp. 1-10 2.測定の不確かさとその統計・評価 pp.11-32 3.測定値の相関と回帰 pp.33-37 4.時系列データの処理 pp.38-52 5.出力信号の応答とフィルタリング pp.53-62 6.デジタル量 pp.63-69 7.抵抗の測定と電気・電子回路 pp.70-89 8.温度および熱量の測定 pp.90-99 9.放射線計測 pp.100-118 10.材料計測 pp.119-128 11.応力とひずみの計測 pp.129-143 12.流速の測定 pp.144-155 13.位置・速度・加速度の計測 pp.156-169 14.計測機器とまとめ 15.最新トピックスについて 定期試験 |
教科書及び教材 | 「計測工学」鈴木亮輔 他著 (昭晃堂), 必要な場合に資料配布. |
参考書 | 計測の科学と工学 苅谷公明,前田親良 共著 (産業図書) |
成績評価方法 | 定期試験100%で判定する.ただし,レポートを課したり,状況により小テスト,中間試験を実施した場合は,これらを20%,定期試験を80%の割合で評価する.いづれも合計60点以上を合格とする. |
履修上の注意 |
1.80%以上の出席が必要.
2.再試験は原則実施しないが,もし実施した場合は,80点満点で評価するので注意. 3.不合格者は再履修すること. |
教員からのメッセージ | なぜ,計測が重要なのかを考えて受講してほしい. |
学習・教育目標との対応 |
(A)−2:数学基礎とその応用能力
(A)−4:機械システム工学に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力 ●JABEEの学習・教育目標との関連 (c)数学、自然科学および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力 (d)−(2) 機械工学の主要分野(材料と構造、運動と振動、エネルギーと流れ、情報と計測・制御、設計と生産・管理、機械とシステム)のうち各プログラムが重要と考える分野に関する知識と、それらを問題解決に応用できる能力。 |
関連科目 |
履修科目:物理学実験,情報メディア基礎
この科目を必要とする科目:機械工学実験,データの統計解析,卒業研究 |
その他 |