開講年度 2007
教育課程名 主専門教育課程 学科別科目
授業科目番号 31
授業科目名 土木コンクリート構造学II
開講曜日と時限 火曜日 5,6時限
教室番号 C112
開講学期 後期
単位数 2
対象学科・学年 建設システム工学科 土木コース3年
必修・選択の別 選択
授業方法 講義および演習
担当教員 菅田紀之 (SUGATA, Noriyuki)(建設システム工学科・構造工学講座)
教員室番号 D203
連絡先(Tel) 0143-46-5220
連絡先(E-Mail) sugata@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 月曜日12:15〜12:55
金曜日12:15〜12:55
授業のねらい  プレストレストコンクリート(PC)部材は、防災施設等の土木構造物の主要な構成部材である。本授業ではPC部材の耐荷性状等を理解し,部材の設計を限界状態設計法を用いて行うための知識を習得する。
到達度目標
1. プレストレストコンクリートの概要を理解し説明を行うことができる。
2. プレストレストコンクリートの種類について理解し説明を行うことができる。
3. 部材の耐荷性状を理解し説明を行うことができる。
4. 部材として必要な性能を満足しているかどうか限界状態設計法を用いて検討することができる。
授業計画
 1週目  PCの概要、種類
 2週目  PC構造物の例
 3週目  PC構造物の施工
 4週目  プレストレス力およびプレストレス力の損失
 5週目  有効プレストレス力
 6週目  曲げを受けるPC部材の応力度
 7週目  せん断を受けるPC部材の応力度
 8週目  プレストレス力の計算1
 9週目  プレストレス力の計算2
10週目  PC部材の応力度の計算・照査
11週目  PC部材の曲げ耐力
12週目  PC部材のせん断耐力
13週目  PC部材の耐力の計算1
14週目  PC部材の耐力の計算2
15週目  まとめ
  定期試験
教科書及び教材 教科書:小林和夫著「コンクリート構造学 第3版」森北出版 定価(3000円+税)(図書館に所蔵あり)
授業に使用する必要な資料は適時配布する。
参考書 土木学会編「2002年制定 コンクリート標準示方書[構造性能照査編]」土木学会 定価(4800円+税)(図書館に所蔵あり)
土木学会編「2002年制定 コンクリート標準示方書[耐震性能照査編]」土木学会 定価(6000円+税)(図書館に所蔵あり)
日本道路協会「道路橋示方書(I共通編・IIIコンクリート橋編)・同解説」日本道路協会 定価(6000円+税)(図書館に蔵あり)
日本道路協会「道路橋示方書(V耐震設計編)・同解説」日本道路協会 定価(6800円+税)(図書館に所蔵あり)
成績評価方法 定期試験90 %、レポート10 %の割合で評価し、100点満点で60点以上を合格とする。
履修上の注意 単位の取得には、原則として75 %以上の出席が必要である。
不合格者は再履修すること。
教員からのメッセージ  授業において多くの演習を行います。また、レポートを複数回課します。他人の演習やレポートを単に写すようなことをしていると理解不足となり、単位の修得が難しくなります。自分の頭で考えることを忘れないようにしてください。
学習・教育目標との対応 土木コースの学習・教育目標との関係
○ (C)将来能力
◎ (D)土木専門基礎
○ (E)実験・実習
関連科目  この科目の履修にあたっては、1年前期開講の材料の力学(必修)、1年後期開講の土木構造力学I(必修)、2年前期開講の土木構造力学IIa(必修)、2年後期開講の土木コンクリート工学(必修)および3年前期開講の土木コンクリート構造学I(必修)の内容を理解していることが望ましい。
 今後の関連科目は、4年前期開講の構造設計演習(選択)である。
その他