開講年度 2007
教育課程名 主専門教育課程 学科別科目
授業科目番号 30
授業科目名 土木構造力学III
開講曜日と時限
教室番号
開講学期 前期
単位数 2
対象学科・学年 建設システム工学科 土木コース3年
必修・選択の別 選択
授業方法 この授業は講義単位2単位として設定されているが、内容の理解のためには演習を行うことが必要なことから毎週演習課題を課し解答を求めている。
担当教員 澤田 純之(Sawada, Sumiyuki,非常勤講師)
教員室番号 D204-2
連絡先(Tel) 0143-46-5230
連絡先(E-Mail) sawada@news3.ce.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 火曜日 14:30-15:00
木曜日 13:00-14:00
授業のねらい この授業では、基本的な不静定構造である不静定トラス、アーチ、ラーメンに関する解法を教授し、課題演習を通して創造的な能力を養う。
到達度目標
(1) 応力法による不静定トラスの解法を理解する。
(2) 静定アーチの考え方と不静定アーチの解法を理解する。
(3) たわみ角式の誘導ができる。
(4) たわみ角式を用いたラーメンの解法を理解する。
(5) 簡単なラーメン構造の断面力や節点の変形を求められる。

授業計画
 週   授業内容  (教科書の頁)
1週目 不静定トラス解法、例題(外的一次不静定) (pp.33-40)
2週目 例題(外的二次不静定) (pp.40-46)
3週目 内的不静定トラス、不静定トラスの影響線 (pp.46- 53)
4週目 静定アーチ及び2ヒンジアーチの解法 (pp.60- 65)
5週目 2ヒンジアーチの影響線 (pp.65-71)
6週目 固定アーチの解法 (pp.77-82)
7週目 固定アーチの影響線 (pp.82-87)
8週目 ラーメンの不静定次数、たわみ角式の誘導 (pp.91-96)
9週目 角モーメント及び釣り合い条件と角方程式 (pp. 97-104)
10週目 せん断力の釣り合い式 (pp.104-109)
11週目 例題(一径間ラーメン各種) (pp.109-116)
12週目 例題(多径間ラーメン各種) (pp.116-124)
13週目 支点移動の影響(外力以外の影響への対応1) (pp.124-128)
14週目 温度変化による影響(外力以外の影響への対応2) (pp.128-132)
15週目 変形法の概説 (pp.54-59)
(定期試験)

教科書及び教材 能町純雄著 「構造力学II」 朝倉書店
参考書 杉本礼三著 応用力学演習 下巻 森北出版(図書館に2冊所蔵あり)
成績評価方法 定期試験で50点以上の者を対象に,定期試験80%、課題20%で評価し、60点以上を合格とする。定期試験の成績が25%に満たない者および再試験不合格者は再履修とする。
履修上の注意
80%以上の出席が必要
再試験は1回のみ
定期試験の成績が25点未満の場合および再試験不合格者は再履修
材料の力学、土木構造力学I、土木構造力学IIの内容を理解していることが望ましい。

教員からのメッセージ 時間割表では課題に取組む時間を設定し、TAを配置するので積極的に活用し、理解を深めてもらいたい。
学習・教育目標との対応 JABEE基準:
(d) 該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力,
(g) 自主的,継続的に学習できる能力

土木コースの学習教育目標との関係:
○(C)将来能力
◎(D)土木専門基礎
○(E)実験演習
関連科目 材料の力学(建設システム工学科1年前期・必修)
        ↓
土木構造力学I(建設システム工学科1年後期・必修)
        ↓
土木構造力学II(建設システム工学科2年前後期・必修)
        ↓
土木構造力学III(建設システム工学科3年前期・選択)
        ↓
マトリックス構造解析(建設システム工学科4年前期・選択)


その他