開講年度 2007
教育課程名 主専門教育課程 学科別科目
授業科目番号 25
授業科目名 土木コンクリート構造学I
開講曜日と時限 木曜日5〜7時限目
教室番号 C111
開講学期 前期
単位数 1(1)
対象学科・学年 建設システム工学科 土木コース3年
必修・選択の別 必修
授業方法 講義および演習
担当教員 菅田紀之 (SUGATA, Noriyuki)(建設システム工学科・構造工学講座)
教員室番号 D203
連絡先(Tel) 0143-46-5220
連絡先(E-Mail) sugata@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 月曜日12:15〜12:55
金曜日12:15〜12:55
授業のねらい  鉄筋コンクリート(RC)部材は、防災施設等の土木構造物の主要な構成部材である。本授業ではRC部材の耐荷性状等を理解し,部材の設計を限界状態設計法を用いて行うための知識を習得する。
到達度目標
1. 鉄筋コンクリートの概要を理解し説明を行うことができる。
2. 設計法について理解し説明を行うことができる。
3. 部材の耐荷性状を理解し説明を行うことができる。
4. 部材の耐力および応力度算定式を誘導することができる。
5. 部材として必要な性能を満足しているかどうか限界状態設計法を用いて検討することができる。
授業計画
 1週目  鉄筋コンクリートの概要
 2週目  設計法
 3週目  コンクリート、鉄筋
 4週目  曲げを受ける部材の挙動および破壊
 5週目  曲げ耐力の算定法、長方形断面部材の曲げ耐力
 6週目  単鉄筋T形断面部材の曲げ耐力、曲げを受ける部材の断面設計
 7週目  曲げと軸方向力を受ける部材の挙動、軸方向圧縮力を受ける部材の耐力
 8週目  曲げと軸方向力を受ける部材の耐力
 9週目  せん断を受ける部材の挙動・破壊、せん断補強鉄筋の無い部材のせん断耐力
10週目  せん断補強鉄筋を有する部材のせん断耐力、棒部材の斜圧縮破壊耐力
11週目  曲げを受ける部材の応力度
12週目  曲げと軸方向力を受ける部材の応力度
13週目  部材のひび割れ
14週目  塩化物イオン濃度、部材のたわみ
15週目  疲労
16週目  定期試験
教科書及び教材 教科書:小林和夫著「コンクリート構造学 第3版」森北出版 定価(3000円+税)(図書館に所蔵あり)
授業に使用する必要な資料は適時配布する。
参考書 土木学会編「2002年制定 コンクリート標準示方書[構造性能照査編]」土木学会 定価(4800円+税)(図書館に所蔵あり)
土木学会編「2002年制定 コンクリート標準示方書[耐震性能照査編]」土木学会 定価(6000円+税)(図書館に所蔵あり)
日本道路協会「道路橋示方書(I共通編・IIIコンクリート橋編)・同解説」日本道路協会 定価(6000円+税)(図書館に蔵あり)
日本道路協会「道路橋示方書(V耐震設計編)・同解説」日本道路協会 定価(6800円+税)(図書館に所蔵あり)
成績評価方法 定期試験80 %、レポート20 %の割合で評価し、100点満点で60点以上を合格とする。
履修上の注意 単位の修得には、原則として75 %以上の出席が必要である。
不合格者は再履修すること。
教員からのメッセージ  授業において多くの演習を行います。また、レポートを複数回課します。他人の演習やレポートを単に写すようなことをしていると理解不足となり、単位の修得が難しくなります。自分の頭で考えることを忘れないようにしてください。
学習・教育目標との対応 土木コースの学習・教育目標との関係
○ (C)将来能力
◎ (D)土木専門基礎
○ (E)実験・実習
○ (F)環境制御・防災
関連科目  この科目の履修にあたっては、1年前期開講の材料の力学(必修)、1年後期開講の土木構造力学I(必修)、2年前期開講の土木構造力学IIa(必修)および2年後期開講の土木コンクリート工学(必修)の内容を理解していることが望ましい。
 今後の関連科目は、3年後期開講の土木コンクリート構造学II(選択)および構造設計演習(選択)である。
 また、同時に開講されている建設材料実験(必修)と相互に関連している。
その他