開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目番号 | 17 |
授業科目名 | 土木構造力学IIa |
開講曜日と時限 | |
教室番号 | |
開講学期 | 前期 |
単位数 | 1(1) |
対象学科・学年 | 建設システム工学科 土木コース2年 |
必修・選択の別 | 必修 |
授業方法 | 講義と演習 |
担当教員 |
岸 徳光(KISHI,Norimitsu)(建設システム工学科・構造工学講座)
張 広鋒(ZHANG,Guangfeng)(建設システム工学科・構造工学講座) |
教員室番号 |
岸 徳光 D-207
張 広鋒 D-208 |
連絡先(Tel) |
岸 徳光 0143-46-5226
張 広鋒 0143-46-5225 |
連絡先(E-Mail) |
岸 徳光 kishi@news3.ce.muroran-it.ac.jp
張 広鋒 zhang@news3.ce.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー |
岸 徳光 月曜日 12:05〜12:55
張 広鋒 火曜日 12:05〜12:55 金曜日 12:05〜12:55 |
授業のねらい | 単独柱,トラス構造,不静定梁構造の概念およびそれらの解法を理解することをねらいとする. |
到達度目標 |
1. 偏心圧縮を受ける短柱あるいは塊体の任意点に生ずる応力を求めることができる.
2. 核の概念を理解し,任意断面の核を求めることができる.Middle-thirdの考え方を理解する. 3. 長柱の座屈現象を理解して,オイラーの長柱に関する座屈理論を理解し誘導することができる. 4. 任意境界を有する長柱の座屈方程式を誘導することができる. 5. トラス構造およびその解法を理解し,各部材に作用する部材力を算定できる. 6. トラス構造の部材力に関する影響線を求めることができる. 7. 不静定梁の概念を理解し,静定基本形を用いて断面力を算定できる. 8. 梁の微分方程式を用いて,不静定梁の各断面力を算定できる. 9. 三連モーメント式の考え方を理解し,連続梁,固定梁等の反力,断面力を算定できる. |
授業計画 |
第1週:講義の概要説明,柱の概念
第2週:偏心圧縮を受ける短柱の応力算定式の誘導,核点と核の概念 第3週:任意断面に関する核の決定法,核点の求め方 第4週:核モーメントの誘導,単純な断面の核点の求め方 第5週:塊体の安定と核の関係,middle-thirdの解説 第6週:長柱の座屈現象の解説,オイラーの座屈荷重の誘導 第7週:任意境界を有する長柱の座屈荷重の簡易算定法 第8週:任意境界を有する長柱の座屈方程式の誘導 第9週:静定トラスの概念,トラスの安定 第10週:節点法による部材力の算定 ,断面法による部材力の算定, 部材力の影響線の求め方 第11週:不静定梁の説明,不静定梁の解法に関する概説 第12週:静定基本形を用いた不静定梁の解法 第13週:微分方程式による不静定梁の解法 第14週:三連モーメント式の誘導 第15週:三連モーメント式を用いた連続梁,固定梁等の解法 の原理の解説,影響線の求め方 |
教科書及び教材 |
能町純雄著「構造力学I」朝倉出版 定価(4500円+税)
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参考書 |
崎元達郎著,構造力学[上]森北出版 定価(2500円+税)
崎元達郎著,構造力学[下]森北出版 定価(2900円+税) |
成績評価方法 |
1) 演習は完全解答の提出で出席とする.
2) 60点以上で合格とする. 3) 60点に満たない場合には再試験を実施する. |
履修上の注意 |
1)80%以上の出席が必要(未満の場合は非履修とみなす).
2)知識力,理解力,計算力などの向上を目指すために,毎週演習を実施するので十分復習しておくこと. 3)授業中の質問は大歓迎.オフィスアワーなどでの質問も受け付ける. 4)授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする. 5)不合格者は最履修すること. |
教員からのメッセージ | 常に考え方を理解するように心がけること.問題の解答のみを暗記しても合格しないし,社会に出ても通用しない. |
学習・教育目標との対応 |
この授業の単位はJABEE基準1(1)の(d):該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力,(e):種々の科学,技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力,(f):日本語による論理的な記述力,口頭発表力,討議等のコミュニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力,(g):自主的,継続的に学習できる能力,(h):与えられた制約の下で計画的に仕事を進め,まとめる能力,に対応している.
学科の学習・教育目標の(C):未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身につける,(D):ジェネラルコントラクター(総合建設業)・コンサルタント(設計会社)・官公庁などで働く技術者に必要とされる工学基礎の修得,(E):実験・実習・演習や,現地視察・実務に携わる人々からの講義などを重視した実践力の修得,に対応している. |
関連科目 |
この授業の履修にあたっては,1学年開講の材料の力学と土木構造力学Iを履修しておくことが望ましい.
今後の関連科目は3学年開講の土木鋼構造学,土木鉄筋コンクリート構造学,建設材料実験,4学年開講の構造設計演習A,Bである. |
その他 |