開講年度 2007
教育課程名 主専門教育課程 学科別科目
授業科目番号 16
授業科目名 土木構造力学I
開講曜日と時限 月曜日 7,8時限
木曜日 2,3,4時限
教室番号 C111
開講学期 後期
単位数 1(1)
対象学科・学年 建設システム工学科 土木コース1年
必修・選択の別 必修
授業方法 この科目は講義1単位、演習1単位合計3時間の授業となるが、授業の実施は週2回に分けて、1回を講義形式でもう1回を演習形式で行う予定である。
担当教員
教員室番号
連絡先(Tel)
連絡先(E-Mail)
オフィスアワー
授業のねらい この授業では、「材料の力学」の知識の上に、土木構造物の基本構造としての静定梁の力学的特性を取扱う。具体的には、外力を受ける静定梁に生ずる応力としての断面力の解法や変形(たわみ)の解法を学ぶとともに課題演習を通して創造的な能力を養う。
到達度目標
(1) 静定構造と不静定構造の区分を理解し、静定条件を理解する。
(2) 静定梁の断面力の考え方を理解し、基本的な静定梁(単純梁と方持ち梁)の断面力を求めることができる。
(3) 断面力の影響線の考え方を理解し、静定梁の影響線を画ける。
(4) 間接荷重の考え方を理解する。
(5) ゲルバー梁の考え方を理解する。
(6) 梁の断面力と梁の応力度の関係を理解し、応力度を求めることができる。
(7) 梁の変形(たわみ)を求める関係式を理解し、簡単な荷重に対するたわみを求めることができる。
(8) 弾性荷重法による梁のたわみの算定法を理解する。

授業計画  週      授 業 内 容(教科書の頁)
1週目 梁の種類、梁に作用する荷重、梁の反力 (pp.88-95)
2週目 梁の断面力、単純梁の断面力(1) (pp.95-102)
3週目 単純梁の断面力(2)、片持ち梁の断面力 (pp.103-110)
4週目 梁における力の釣合い方程式 (pp.110-114)
5週目 梁の影響線(1) (pp.114-118)
6週目 梁の影響線(2) (pp.118-121)
7週目 間接荷重の取り扱い(床組構造) (pp.121-124)
8週目 ゲルバー梁(複雑な静定梁) (pp.124-130)
9週目 梁の応力度(1) (pp.133-135)
10週目 梁の応力度(2) (pp.135-141)
11週目 梁の弾性曲線、単純梁のたわみ (pp.141-146)
12週目 片持ち梁のたわみ (pp.146-149)
13週目 弾性荷重法によるたわみの計算 (pp.154-161)
14週目 曲げ以外の影響によるたわみ (pp.163-166)
15週目 組み合わせ梁の変形 (プリント)
     (後期定期試験)


教科書及び教材 能町純雄著 「構造力学 I 」 朝倉書店(4,300円+税)
参考書
1. 杉本礼三著 応用力学演習 上巻 森北出版(図書館に2冊所蔵あり)
2. 崎元達郎著 構造力学   上巻 森北出版(2,575円)(図書館に4冊所蔵あり)

成績評価方法 成績は、定期試験の評価が50点以上の者を対象に、定期試験80%、演習20%で評価し、60点以上を合格とする。定期試験の評価が30点未満の者および再試験の不合格者は再履修とする。
履修上の注意
1. 80%以上の出席が必要
2. 再試験は1回のみ
3. 定期試験で30点未満の者および再試験不合格者は再履修
教員からのメッセージ 演習は、毎回課題を与え、時間内に解けた内容で評価するが、演習の補助として TA(大学院生)を配置するので、TA を十分活用してほしい。
採点しやすいように見やすく書くこと。
学習・教育目標との対応 JABEE基準:
(d) 該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力,
(g) 自主的,継続的に学習できる能力

土木コースの学習教育目標との関係
○(C)将来能力
◎(D)土木専門基礎
○(E)実験演習
関連科目 材料の力学(建設システム工学科1年前期・必修)
          ↓
土木構造力学I(建設システム工学科1年前期・必修)
          ↓
土木構造力学II(建設システム工学科2年前後期・必修)
          ↓
土木構造力学III(建設システム工学科3年前期・選択)

その他