開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目番号 | 47 |
授業科目名 | 構造設計演習B |
開講曜日と時限 | |
教室番号 | |
開講学期 | 前期 |
単位数 | (2) |
対象学科・学年 | 建設システム工学科 建築コース4年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 演習 |
担当教員 | 鈴木邦康(SUZUKI,Kuniyasu)(建設システム工学科・構造工学講座) |
教員室番号 | D217 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5208 |
連絡先(E-Mail) | aksuzu@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜日17:00−17:30
木曜日12:00−12:30 |
授業のねらい | 本授業は,建築構造力学及び建築鉄筋コンクリート構造学で得た知識を基礎として,実際に即した条件下での鉄筋コンクリート造建築構造物の構造設計法および計算法を総合的に修得する。 |
到達度目標 |
1.比較的単純な鉄筋コンクリート造建物の構造設計を手計算によって行うことができる。
2.構造図面を作成することができる。 |
授業計画 |
学生毎に設定した建物条件下で,構造計算手順を示した空欄のあるプリントを用いて計算書を完成させるとともに,構造図面を作成する。
1週目 演習の内容説明,設計建物の概要 2週目 構造設計の方針の設定,許容応力度,外力の仮定 3週目 準備計算(剛比計算,鉛直荷重時C,Mo,Qoの計算) 4週目 準備計算(鉛直荷重時柱軸力の計算,地震力の算定) 5週目 鉛直荷重時応力の算定 6週目 水平荷重時応力の算定(D値の計算) 7週目 水平荷重時応力の算定(層間変形角,剛性率,偏心率) 8週目 梁・柱の断面算定(大梁断面算定) 9週目 梁・柱の断面算定(柱断面算定) 10週目 柱梁接合部,耐震壁の断面算定 11週目 小梁,スラブ,基礎の断面算定 12週目 構造図面の作成(1) 13週目 構造図面の作成(2) 14週目 構造図面の作成(3) 15週目 構造図面の作成(4),計算書及び図面の提出 |
教科書及び教材 |
日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説−許容応力度設計−」 5,600円+税
授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配付する。 |
参考書 | 日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算用資料集」 4,400円+税(図書館に1冊所蔵あり) |
成績評価方法 | 構造計算書,構造図面で評価し,60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 | 各回の演習の作業量が多く演習時間内で終わらない場合は,次の回までに終わらせておくこと。 |
教員からのメッセージ | 構造設計法のみならず,建築構造力学や鉄筋コンクリート構造学を復習しながら演習を進めることになるので,最後までやり遂げると建築構造全般に対して自信が付くと思われます。 |
学習・教育目標との対応 |
この授業の単位修得は,JABEE基準1(1)の(d)該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力,(e)種々の科学,技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力,(h)与えられた制約の下で計画的に仕事を進め,まとめる能力,に対応している。
学科の学習・教育目標の,(C)未来に対する深い洞察力を持って高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身につける,(G)構造演習や実験を重視した教育により,建築の構造に関する基礎的知識と応用力を修得する,に対応している。 |
関連科目 | この科目の履修にあたっては,1学年開講の材料の力学と建築構造力学I,2学年開講の建築構造力学II,3学年開講の建築鉄筋コンクリート構造学と建築構造力学IIIを履修しておくことが望ましい。 |
その他 |