開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目番号 | 68 |
授業科目名 | 建築構造設計演習 |
開講曜日と時限 | 火曜日 5,6,7,8時限 |
教室番号 | A250 |
開講学期 | 後期 |
単位数 | (2) |
対象学科・学年 | 建設システム工学科 建築コース3年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 演習 |
担当教員 | 溝口光男(MIZOGUCHI,Mitsuo)(建設システム工学科・構造工学講座) |
教員室番号 | D−228 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5205 |
連絡先(E-Mail) | mitsuo@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 火,金曜日12時00分〜12時30分 |
授業のねらい | 本授業は、「建築鉄筋コンクリート構造・同演習」で得た知識を基礎として,実際に即した条件下での鉄筋コンクリート造建築構造物の構造設計法および計算法を総合的に修得する。 |
到達度目標 |
1.比較的単純な鉄筋コンクリート造建物の構造設計を手計算によって行うことができる。
2.構造図面を作成することができる。 |
授業計画 |
1週目 設計建物の概要および構造設計の方針の設定
2週目 使用材料,許容応力度,固定荷重,積載荷重の仮定 pp.1-4 3週目 準備計算(剛比計算,鉛直荷重時C,Mo,Qoの計算) pp.4-8 4週目 準備計算(鉛直荷重時柱軸力の計算,地震力の算定) pp.9-14 5週目 鉛直荷重時応力の算定 pp.15-18 6週目 水平荷重時応力の算定(D値の計算) pp.19-24 7週目 水平荷重時応力の算定(層間変形角,剛性率,偏心率) pp.25-30 8週目 梁・柱の断面算定(大梁断面算定) pp.31-38 9週目 梁・柱の断面算定(柱断面算定1) pp.39-44 10週目 梁・柱の断面算定(柱断面算定2) 11週目 柱梁接合部,耐震壁の断面算定 pp.45-48 12週目 小梁,スラブ,基礎の断面算定 pp.49-53 13週目 構造図面の作成(1) 14週目 構造図面の作成(2) 15週目 構造図面の作成(3) 各週記載のページ数は,演習時に渡すプリントのページを示す。 |
教科書及び教材 |
日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」 5,800円
授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配付する。 |
参考書 | |
成績評価方法 | 100点満点で,構造計算書80点,構造図面20点で評価し,60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 |
1)出席率(=出席回数/授業回数)80%以上が必要(未満の場合は,非履修とみなす)。
2)構造計算書,構造図面の期限内の提出が必要。 3)不合格者は再履修すること。 |
教員からのメッセージ | 演習の作業量が膨大であるので,単位取得のみを目的とする学生には不向きである。構造設計法のみならず,建築構造力学や鉄筋コンクリート構造学を復習しながら演習を進めることになるので,最後までやり遂げると建築構造全般に対して自信が付くと思われます。 |
学習・教育目標との対応 |
この授業の単位修得は、JABEE基準1(1)の(d):該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力,(e):種々の科学,技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力,(f):日本語による論理的な記述力,口頭発表力,討議等のコミュニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力,(g):自主的,継続的に学習できる能力,(h):与えられた制約の下で計画的に仕事を進め,まとめる能力,に対応する。
学科(建築コース)の学習・教育目標の,(C):未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身に付ける,(G):構造演習や実験を重視した教育により,建築の構造に関する基礎的知識と応用力を修得する,に対応する。 |
関連科目 | 建築構造力学IIIおよび建築鉄筋コンクリート構造・同演習の単位を取得していること。 |
その他 |