開講年度 2007
教育課程名 主専門教育課程 学科別科目
授業科目番号 72
授業科目名 建築環境工学B
開講曜日と時限 金曜日 7,8時限
教室番号 N306
開講学期 後期
単位数 2
対象学科・学年 建設システム工学科 建築コース2年
必修・選択の別 選択
授業方法 講義
担当教員 武田明純(Takeda, Akisumi)(建設システム工学科・生活空間工学講座)
教員室番号
連絡先(Tel) 0143-46-5252
連絡先(E-Mail) atake1@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 月曜日12:00-12:30
水曜日12:00-12:30
授業のねらい 建築空間は、音、光、熱、空気等といった様々な要素によって構成されている。優れた建築空間を創造するため、本授業では音や光の工学的な扱い方を習得する。
到達度目標 1.建築音響、建築照明の基本的な用語やルールを理解する。
2.音や光の性質を理解し、音や光を数値化して扱うことができる。
3.簡単な音響設計を行うことができる。
4.隣り合う室の間の騒音防止対策を行うことができる。
5.必要な光源の数や配置位置を決定し、人工照明計画を行うことができる。
6.昼光照明計画に関して、窓の特性を理解する。
授業計画 1-2週目:建築環境工学の概要と必要性、音の物理的性質と基礎的物理量
3-4週目:音の基本尺度、音の距離減衰
5週目:音の心理的性質
6-7週目:室内音響設計の留意事項、残響時間の計算
8週目:室内音響設計
9週目:騒音防止対策と音響材料
10週目:中間試験(出題範囲:建築音響)
11週目:光と視覚、基本側光量と単位
12週目:建築照明の計画条件
13-14週目:人工照明計画
15週目:昼光照明計画
教科書及び教材 日本建築学会編「建築の音環境設計」彰国社 定価(1980円+税)
参考書 中島龍興、近田玲子、面出薫著「照明デザイン入門」彰国社 定価(3200円+税)
成績評価方法 100点満点で60点以上を合格とする。成績は、定期試験40%、中間試験40%、レポート20%の割合で評価する。
履修上の注意 1)中間試験で60点未満だった場合、中間試験終了後1週間程度以内に再試験を1度だけ行い、60点以上を合格とする。
 期末試験で60点未満だった場合は、定期試験予備日に1度だけ再試験を行い、60点以上を合格とする。
2)再試験に不合格の場合には再履修すること。
教員からのメッセージ 初めて目にする事項が多いと思うが、可能な限り実生活の中の具体例と結びつけて解説する。単なる暗記にならないよう、授業内容の理解に努めることを期待する。
学習・教育目標との対応 この授業の単位習得は、JABEEの教育目標では、「(d)建築学に関する包括的な専門的知識・能力」、「(g)自主的、継続的に学習できる能力」、「(h)与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめる能力」に対応している。学科の教育目標では、「(B-1)地球環境とのかかわりの中で技術と社会のあり方を理解すること」、「(F)実践や実習を重視した教育により、建築の環境・生産に関する基礎的知識と応用力を習得する」に対応している。
関連科目
その他