開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目番号 | 64 |
授業科目名 | 建築鋼構造演習 |
開講曜日と時限 | 火曜日 1,2時限 |
教室番号 | A249 |
開講学期 | 後期 |
単位数 | (1) |
対象学科・学年 | 建設システム工学科 建築コース2年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義及び演習 |
担当教員 | 溝口光男(MIZOGUCHI, Mitsuo) (建設システム工学科・構造工学講座) |
教員室番号 | D228 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5205 |
連絡先(E-Mail) | mitsuo@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 火,金曜日12時00分〜12時30分 |
授業のねらい | 本授業では,建築鋼構造で得た知識に基づいて,鉄骨構造建築物の梁,柱,継手,柱梁接合部,柱脚などの断面設計法について例題を通して修得する。 |
到達度目標 |
1.鉄骨構造に関する基本的な用語を理解し,使用することができる。(知識力)
2.各種の応力の加わる場合について高力ボルトまたは溶接を用いた設計を行うことができる。(計算力) 3.梁,柱,接合部について許容応力度設計法に基づいた適切な設計を行うことができる。(理解力) |
授業計画 |
1週目 建築鋼構造の定期試験の解答説明
2週目 組立て梁(充腹形)の設計 3週目 組立て梁(非充腹形)の設計 4週目 紙模型実験(フランジとウェブの役割)の説明 5週目 紙模型実験(フランジとウェブの役割)の実施 6週目 紙模型実験(フランジとウェブの役割)の結果発表会 7週目 軸力と曲げを受ける材の設計 8週目 曲げ材および軸力と曲げを受ける材の全塑性モーメント 9週目 紙模型実験(座屈)の説明 10週目 紙模型実験(座屈)の実施 11週目 紙模型実験(座屈)の結果発表会 12週目 接合部の設計(継手) 13週目 接合部の設計(継手) 14週目 接合部の設計(柱・梁接合部) 15週目 接合部の設計(柱脚) 16週目 定期試験 |
教科書及び教材 | 高梨晃一・福島暁男共著「基礎からの鉄骨構造」森北出版 定価(3,570円税込)授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配付する。 |
参考書 | 鋼材倶楽部鋼構造教材作成小委員会編「紙模型でわかる鋼構造の基礎」技報堂出版 定価2,050円税込) |
成績評価方法 | 100点満点で定期試験60点,小テスト10点,模型の設計・製作・実験への取組状況及び提出物の内容(模型・実験結果・考察など)30点の割合で評価し,この評価点60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 |
1)理解力や計算力などの向上を目指すために,小テストを行うので十分な復習をすること。
2)各小テストは10点満点で採点し,平均が4点未満の場合は非履修とみなす。 3)定期試験は小テスト平均4点以上の者のみを対象に行う。 4)定期試験結果による評価点が60点未満の者には一度だけ再試験を実施し,再試験結果による評価点が60点以上は合格とする。 5)再試験による合格者の成績は,再試験結果にかかわらず60点とする。 6)小テスト平均4点未満の者および再試験で不合格の者は来年度以降に再履修とする。 7)授業の変更や緊急時の連絡は授業中または建設システム工学科掲示板で通知する。 |
教員からのメッセージ | 普段の学習を重視するために小テストを多数回行う予定です。また,鋼構造の理解を助けるための紙模型実験を行います。定期試験の点数のみが良くても不合格となりますので,予習・復習など,図書館等を利用して自分で学習する習慣を身につけて下さい。 |
学習・教育目標との対応 |
この授業の単位修得は,JABEE基準1(1)の(d):該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力,(e):種々の科学,技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力,(f):日本語による論理的な記述力,口頭発表力,討議等のコミュニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力,(g):自主的,継続的に学習できる能力,(h):与えられた制約の下で計画的に仕事を進め,まとめる能力,に対応する。
学科(建築コース)の学習・教育目標の,(C):未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身に付ける,(G):構造演習や実験を重視した教育により,建築の構造に関する基礎的知識と応用力を修得する,に対応する。 |
関連科目 | この科目の履修にあたっては,1学年開講の材料の力学と構造力学I,2学年開講の建築鋼構造の内容を理解していることが望ましい。 |
その他 |