開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目番号 | 62 |
授業科目名 | 建築構造解析I |
開講曜日と時限 | 火曜日 5,6時限 |
教室番号 | N101 |
開講学期 | 後期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 建設システム工学科 建築コース2年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
担当教員 | 鈴木邦康(SUZUKI, Kuniyasu)(建設システム工学科・構造工学講座) |
教員室番号 | D217 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5208 |
連絡先(E-Mail) | aksuzu@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 火曜日 12時〜12時30分,木曜日 17時〜17時30分 |
授業のねらい |
基本的なトラスやラーメン骨組みの応力や変形の解法を取り扱ってきた建築構造力学I,IIを土台として,建築構造設計で対象とするような複雑な骨組みの解法に便利な実用解法の基礎を例題を通して習得する。
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到達度目標 |
1.固定モーメント法の原理を理解し,不静定ラーメンの応力を略算できる。
2.D値法の基礎を理解し,水平力を受けるラーメンの応力を略算できる。 3.マトリックス法の基礎を理解し,トラスや梁構造に関する全体剛性マトリックスを組み立てることができる。 |
授業計画 |
1週目 固定モーメント法の原理
2週目 鉛直荷重が作用する長方形ラーメンの固定モーメント法による解法1 3週目 水平荷重が作用する長方形ラーメンの固定モーメント法による解法 4週目 鉛直荷重が作用する長方形ラーメンの固定モーメント法による解法2 5週目 水平荷重が作用する長方形ラーメンの応力略算法 6週目 D値法による長方形ラーメンの解法1 7週目 D値法による長方形ラーメンの解法2 8週目 中間試験 9週目 マトリックス法の概要 10週目 弾性ばねの剛性マトリックスと剛性方程式 11週目 トラスの剛性マトリックスと剛性マトリックスの座標変換 12週目 平面トラスの全体剛性マトリックスの組立 13週目 梁要素の剛性マトリックス 14週目 連続梁の全体剛性マトリックスの組立 15週目 マトリックス法による弾性支承梁の解析 16週目 定期試験 |
教科書及び教材 |
山田孝一郎・松本芳紀共著 「建築構造力学II」 森北出版 定価(3000円+税)
他に授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配布する。 |
参考書 |
小幡守著 「最新 建築構造力学I」 森北出版 定価(3000円+税)(図書館に2冊所蔵あり)
H・C・マーチン著/吉識雅夫監訳 「マトリックス法による構造力学の解法」 培風館 定価(1500円+税)(図書館に1冊所蔵あり) |
成績評価方法 | 100点満点で中間試験30点,定期試験50点,レポート(演習)20点の割合で評価し,60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 |
1) 特に中間試験,定期試験は無断欠席しないこと。
2) 質問は授業中,オフィスアワーのほか在室時は適宜受け付ける。 3) 授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知する。 4) 再試験は行わないが,やむを得ないと認めた場合に限り追試験を行う。 |
教員からのメッセージ | 授業では,演習を取り入れます。授業時間内に完成しない場合は,決められた期日までに完成させて提出してください。 |
学習・教育目標との対応 |
この授業の単位習得は,JABEE基準1(1)の(d):該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力,(g):自主的,継続的に学習できる能力,(h):与えられた制約の下で計画的に仕事を進め,まとめる能力,に対応している。
学科(建築コース)の学習・教育目標の,(C):未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身に付ける,(G):構造演習や実験を重視した教育により,建築の構造に関する基礎知識と応用力を習得する,に対応している。 |
関連科目 |
この科目の履修にあたっては,1学年開講の建築構造力学Iおよび2学年開講の建築構造力学IIを履修していることが望ましい。
今後の関連科目は,3学年開講の建築構造解析IIと建築構造設計演習である。 |
その他 |