開講年度	2007
教育課程名	主専門教育課程 学科別科目　建設システム工学科（昼間コース）
授業科目番号	47
授業科目名	建築構造力学II（Structural Mechanics II）
開講曜日と時限	火曜日１〜４時限（午前8時45分〜11時55分）
教室番号	Ｃ−３１０
開講学期	前期
単位数	2(1)
対象学科・学年	建設システム工学科 建築コース2年
必修・選択の別	必修
授業方法	講義及び演習
担当教員	荒井康幸（ARAI，Yasuyuki）（建設システム工学科・構造工学講座）
教員室番号	Ｄ−２２５
連絡先（Tel）	0143-46-5202
連絡先（E-Mail）	yarai@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー	火曜日12：00〜12：30，木曜日16：30〜17：00
授業のねらい	建築構造物は地震などの外力によって生ずる応力や変形に基づいて設計される。本授業では，静定構造物の変形解法を理解し，次に，不静定構造物の応力と変形を求める手法を修得する。
到達度目標	１．基本的な変形解法を理解し，応用することができる。 ２．仕事に関する原理を理解し，静定構造物の変形を求めることができる。 ３．不静定構造物の反力と応力を求めることができる。 ４．たわみ角法を理解し，簡単なラーメンの解析ができる。
授業計画	週 　授　業　内　容　等 　　　　　　備　　考 １週目 応力・ひずみ関係と弾性曲線式（１）　　演習１ ２週目 弾性曲線式（２） 　　　　　　　演習２ ３週目 はりのたわみの実験 　　　　　　 演習３ ４週目 モールの定理 　　　　　　　　　　　　演習４ ５週目 仕事とエネルギー，カスチリアノの定理　演習５ ６週目 仮想仕事の原理 　　　　　　　　　　　 演習６ ７週目 静定骨組みの変形 演習７ ８週目 せん断変形および静定トラスの変形 演習８ ９週目 中間試験 構造物の安定・不安定および静定・不静定 演習９ １０週目 不静定はりの解法 演習10 １１週目 不静定骨組みの解法 演習11 １２週目 不静定骨組みの変形および不静定トラスの解法 演習12 １３週目 たわみ角法 演習13 １４週目 節点が移動しない矩形ラーメンの解析 演習14 １５週目 節点が移動する矩形ラーメンの解析 演習15 定期試験
教科書及び教材	山田孝一郎，松本芳紀共著「建築構造力学I」（授業科目番号46；建築構造力学Iで使用の教科書）および「建築構造力学II」定価（3000円+税），森北出版。
参考書	関連図書で，自分にとって分かり易そうなものは何れでもよい。
成績評価方法	100点満点で中間試験40点，定期試験50点，レポート(演習)10点の割合で評価し，60点以上を合格とする。
履修上の注意	１）レポート（演習）の提出が必要（未提出の場合は，非履修とみ　　なす）。 ２）授業中の質問は大歓迎。オフイスアワーなどでの質問も適宜受　　け付ける。 ３）授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をす　　　る。 ４）再試験は１回のみ行い，60％以上の得点を合格とするが，評価　　は最高80点とする。 ５）不合格者は再履修すること。
教員からのメッセージ	毎回，レポート（演習課題）を課す予定である。他人のレポートを見ることなく自力で作成すること。 採点しやすいように，見やすいレポート（文字や書き方）を心がけること。 演習課題を解くことだけに専心することなく，教科書や板書の説明を熟読し，考え方を理解すること。 模範解答は，教員室の前に掲示しておくが，解き方を覚えても力にならないことを心得ておくこと。 何時でも質問を歓迎しますが，先ず自分で何が解らないかを整理して下さい。
学習・教育目標との対応	この授業の単位修得は、JABEE基準１（１）の(d)：該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力、(c)：数学，自然科学および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力に対応している。 学科の学習・教育目標の、(G)構造演習や実験を重視した教育により，建築の構造に関する基礎的知識と応用力を修得する，に対応している。
関連科目	この科目の履修にあたっては，１学年開講の材料の力学と建築構造力学?を修得しておくこと。 今後の関連科目は，建築構造解析I・IIおよび建築構造系科目の全科目である。
その他