1 1 開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目番号 | 8 |
授業科目名 | 空間の環境(Introduction to Environment Engineering) |
開講曜日と時限 | |
教室番号 | |
開講学期 | 前期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 建設システム工学科1年 |
必修・選択の別 | 必修 |
授業方法 | 講義及び演習 |
担当教員 | 市村 恒士(ICHIMURA, Koji)(建設システム工学科・生活空間工学講座) |
教員室番号 | Y704(市村) |
連絡先(Tel) | 電 話 0143-46-5240 |
連絡先(E-Mail) |
e-mail: kichi@mmm.muroran-it.ac.jp
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オフィスアワー | 水・金曜日 11:30〜12:00 |
授業のねらい | 建築内部から地球規模に至る様々スケールの環境に関する課題・問題等や,その課題・問題に対応する建築や都市づくりの基本的な考え方について理解を深める。 |
到達度目標 |
1.空間や環境に関する基本的な概念(環境に関わる用語,環境と人間等)についての知識を得る。
2.今日の環境問題に関わる社会的な背景及び動向や,各種の環境問題(地球温暖化,ヒートアイランド現象等)に関する知識を得る。 3.環境問題に解決にあたっての基本的な視点(省エネルギー,自然との共生,資源の有効利用等)を理解し,実際の建築や都市等の空間における環境対応に関する基本的な考え方を理解する。 4.環境に配慮した建築・都市等の計画・設計のプロセスや評価に関わる基礎的知識を得る。 |
授業計画 |
1週目 シラバスの説明,全体的な概要の説明
1〜3週目 空間・環境に関わる基礎的事項の整理 3〜5週目 環境問題に関わる基礎的事項の整理 6〜8週目 環境のエコロジカルデザイン 8〜12週目 建築・都市とエネルギー・資源利用 12〜14週目 建築・都市と安全性・健康性や環境教育 14〜15週目 環境に配慮した建築・都市のデザインプロセス及び評価 定期試験 |
教科書及び教材 |
(社)日本建築学会編「シリーズ地球環境建築 入門編 地球環境建築のすすめ」彰国社 2857円+税
※授業内容は,上記の教科書の内容と必ずしも一致しないが,授業の流れや基本的考え方については類似し,授業内容をより深く理解するためには所有することが望ましい。 ※他に授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配付する。 |
参考書 |
1.(社)日本建築学会編「シリーズ地球環境建築 専門編1 地域環境デザインと継承」彰国社 4000円+税(図書館に所蔵)
2.(社)日本建築学会編「シリーズ地球環境建築 専門編2 資源・エネルギーと建築」彰国社 4600円+税(図書館に所蔵) 3.(社)日本建築学会編「シリーズ地球環境建築 専門編3 建築環境マネジメント」彰国社 4700円+税(図書館に所蔵) 4.(社)日本建築学会編「建築と都市の緑化計画」彰国社 3400円+税(図書館に所蔵) ※その他,適宜授業中に案内する。 |
成績評価方法 |
合格基準:100点満点で60点以上を合格とする。
総合評価:授業で行う小テスト・レポート点(20〜30%程度),定期試験点(70〜80%程度)の割合で評価する。 不合格者の取り扱い:不合格者には,再試験を一度のみ実施し,その結果,総合評価が60点以上となれば合格とする。再試験においても不合格の場合は再履修とする。 |
履修上の注意 |
1.授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。
2.上述したとおり,再試験は一度のみ実施する。 3.再試験の不合格者は,再履修すること。 |
教員からのメッセージ | 環境問題の対応に向け,今後,誰しも環境との関わり方について考えていく必要があるが,特に「建設分野に携わる人間となること」や「(理想論ではなく)現実的に対応可能な策を考える必要がある分野であること」を念頭に入れ,授業をきっかけに環境との関わり方について追求することが望ましい。 |
学習・教育目標との対応 |
この授業の単位修得は、JABEE基準1(1)の(c):数学,自然科学および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力,(e):種々の科学、技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力,に対応している。
また,学科の学習・教育目標の,(D):建設システムに共通する基礎的知識を習得する,(F):実験や実習を重視した教育により,建築の環境・生産に関わる基礎的知識と応用力を修得する,に対応している。 |
関連科目 | 今後の関連科目は、1学年後期開講の建築環境工学Aである。 |
その他 |