開講年度
2006
教育課程名
博士前期課程 共通科目
授業科目番号
16
授業科目名
メンタルヘルス論
開講曜日と時限
教室番号
開講学期
後期
単位数
2単位
対象学科・学年
全専攻1年
必修・選択の別
選択
授業方法
講義及び演習
担当教員
保健管理センター 蔵本信比古(臨床心理士)
教員室番号
M205
連絡先(Tel)
0143-46-5851
連絡先(E-Mail)
kuramoto@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
授業のねらい
 メンタルヘルス(精神保健)は極めて広範な領域であるが、ここでは他者に対する援助的な関係の構築に焦点を当てる。このため、カウンセリング関連の演習・トレーニングを中心に、対人援助のアプローチについて体験的に学ぶ。これに加えて、各種技法の臨床心理学的な位置づけや認識論(Epistemology)に関する文献の講読を行う。
この講義は、非専門家のカウンセラー養成のための入門プログラムとして構成されている。受講者自身のメンタルヘルスの保持に役立つものであるとともに、ピア・カウンセラーとしての実践的な訓練の機会とすることもできよう。
到達度目標
次の各事項を到達の目標とする。
A.対人関係における援助的なアプローチの多様性、困難性を体験することができる。
B.相手との立場の置き換えにより、ピア(仲間)関係に気づくことができる。
C.日常の対人場面において、カウンセリング関連のスキルのいくつかを用いることができる。
授業計画
 原則として、次のとおりとする。実際の進行にあたっては、受講者の関心に沿うよう、適宜柔軟に再構成しながら行う。
第1回:講義「カウンセリングの歴史とその領域」
第2回:講義及びVTR視聴「カウンセラーのスタイルの多様性」
第3回:演習「カウンセリングの基本的スキル(1)」
第4回:演習「カウンセリングの基本的スキル(2)」
第5回:演習「カウンセリングの基本的スキル(3)」
第6回:演習「カウンセリングの基本的スキル(4)」
第7回:講義・演習「ピア・カウンセリング」
第8回:演習「面接の組み立て(1)」
第9回:演習「面接の組み立て(2)」
第10回:演習「面接の組み立て(3)」
第11回:文献講読「社会構成主義」
(Organization Science as Social Construction : Postmodern Potentials ,Gergen,K.J. , 2004)
第12回:演習「カウンセリングの実際(1)」
第13回:演習「カウンセリングの実際(2)」
第14回:演習「カウンセリングの実際(3)」
第15回:講義「カウンセリングにおける人間理解」

教科書及び教材
なし。必要な資料はその都度配布します。
参考書
なし。適宜、授業の中で紹介します。
成績評価方法
試験(筆記50点、実技50点)とします。
履修上の注意
教員からのメッセージ
自分や他人が少しだけ身近に感じられるような、楽しい時間がもてたらいいなと思っています。
学習・教育目標との対応
関連科目
その他