開講年度
2006
教育課程名
博士前期課程 共通科目
授業科目番号
27
授業科目名
異文化交流MB
開講曜日と時限
教室番号
開講学期
前期
単位数
2単位
対象学科・学年
全専攻1年
必修・選択の別
選択
授業方法
講義/意見交換/討論
担当教員
酒井哲也(SAKAI, Tetsuya)(国際交流室教授)
教員室番号
N203
連絡先(Tel)
0143(46)5881
連絡先(E-Mail)
sakait@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
(授業日に合わせ設定)
授業のねらい
  英語のCulture(文化)は、Cultivate(耕す)に起因し、土地を耕し食物を作るようになって、文化という単語が生まれたことを意味している。以降、人間が作り出したもの、即ち宗教,芸術等々、あらゆるものが文化といえる。講義では、最初に日本の産業文化、特に自動車産業について、今日の興隆を達成した理由について、他国と比較しながら述べる。
  次に、山本茂先生著「留学生のための日本事情」を元に、日本の独特の文化、特に宗教,天皇,経済,教育,感性,歴史等について、他国と比較しながら述べる。
  最後は、ジェフ・バーグランド著「異文化コミュニケーションのすすめ」の中から抜粋して、異文化間のコミュニケーションの大切さについて学ぶ。
到達度目標
1)留学生及び日本人学生の日本の産業・独自文化の理解
2)留学生と日本人の異文化交流
3)コミュニケーションの大切さの理解
授業計画
1週目 シラバスの説明,
     自動車産業1:自動車開発の歴史
2週目 自動車産業2:欧米で日本車が受けるわけ
3週目 自動車産業3:開発途上国での日本車の関わり
  〔第1回レポート〕

4週目 宗教:カミはGODでない
5週目 天皇:君臨すれども統治せず
6週目 経済:技術大国への長い道のり
 〔第2回レポート〕 

7週目 教育:上下貴賎の別なく学ぶ
8週目 感性:美は小さきものに宿る
9週目 歴史:なぜ過去は水に流すか
 〔第3回レポート〕 

10週目 「Salience」って何
11週目 大文字の文化、小文字の文化
12週目 日本人は懸命にコミュニケーションをとる
 〔第4回レポート〕

13週目「自然」「時間」「人間」にどうかかわるかで文化が違う
14週目 現実は一つだけではない
15週目 目に見えない文化
16週目 前期定期試験
教科書及び教材
1〜3週:Power Pointによるプレゼン形式。但し必要に応じて資料は適宜配布する。
4〜9週:テキスト;山本茂著「留学生のための日本事情」大学教育出版 ¥1300
10〜15週:ジェフ・バーグランド著「異文化コミュニケーションのすすめ」現代書館 ¥2,310
参考書
日本経済新聞,外交フォーラム誌
成績評価方法
60点以上を合格とする。その成績は,定期試験60%, レポート40%(4回)の割合で評価する。レポートに関しては、基本的に3回目の講義が終わった毎に授業中に課し、約30分で自分自身の考えを纏め提出する。レポートは、質問の要点を外さず、背景を理解した上で、自分の考えを明示できているものを、高く評価する。(考え方の違いは問わない。)
履修上の注意
1)70%以上の出席が必要(未満の場合は、非履修とみなす)。
2)授業中及びオフィスアワーなどでの質問も大歓迎。
3)特別の理由がある場合を除き、再試験は行わない。
教員からのメッセージ
日本の産業/独自文化に興味を持っている留学生、並びに将来海外に出たい日本人学生の受講を歓迎する
学習・教育目標との対応
関連科目
その他