開講年度 |
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教育課程名 |
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授業科目番号 |
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授業科目名 |
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開講曜日と時限 |
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教室番号 |
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開講学期 |
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単位数 |
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対象学科・学年 |
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必修・選択の別 |
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授業方法 |
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担当教員 |
二宮公太郎(NINOMIYA,Kimitaroh) (共通講座・<人間・社会科学講座>) |
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教員室番号 |
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連絡先(Tel) |
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連絡先(E-Mail) |
ninom@mmm.muroran-it.ac.jp |
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オフィスアワー |
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授業のねらい |
カントの『純粋理性批判』分析論は、日常の経験的認識が如何にして成立するかを記述しつつ、同時に近世の自然科学(特にニュートン力学)を基礎付けることを基本的な動機としていた。 これを題材に、彼の認識論を講義する。 さらに、これと対比する意味で、また学部で「認識の諸形式」を履修していない諸君のために、現代の認識論を代表するフッサールの現象学にも触れる。 |
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到達度目標 |
日常の認識は、意識が「構成」したものであるということ、或いは意識の作用と相関的に成立するものであるということ、を理解してもらうことを目指す。 |
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授業計画 |
初回 授業全体の概要 カントの『純粋理性批判』(10回程度) ○ 「直観」と時間・空間 ○ 知覚の成立と量・質カテゴリー ○ 「物」の認識と実体カテゴリー ○ 「変化」「出来事」の認識と原因・結果カテゴリー ○ 「同時存在」の認識と相互作用カテゴリー ○ 自然科学の基礎付け フッサールの現象学(4回程度) ○ 入門―――知覚の場面で ○ 発生的現象学―――「射影」と「地平」、時間意識と「生きた 現在」、身体性と「キネステーゼ」 ○ <ノエシス−ノエマ>分析―――「統握」と「意味の核」、 「定立」と存在、真理と明証 ○ 作用性格と「基づけ」関係―――表象・感情・意志・表現 ○ 現象学の方法―――「還元」
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教科書及び教材 |
二宮著『《私》の哲学史――近世アプリオリズムの認識論・倫理学入門――』第二章分冊。 授業時に配布する。 二宮著「フッサール哲学早分り」(『室蘭工業大学紀要』第52号抜き刷り)。 授業時に配布する。 |
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参考書 |
カント哲学は難しく、これだけ読めば全体を易しく理解できるといった書物は無い。数多い哲学史の概説書からカントの部分を多く読みあさり、その後、自分の関心を引くキ−ワードを含んだカント入門書を読む、という方法を薦める。 フッサールの現象学に関しても同様のことが言えるが、取りあえず、本学学部の科目「認識の諸形式」のシラバスを参照されたい。 |
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成績評価方法 |
学期末のレポートによる。 カントないしフッサールに関して、授業をまとめ、さらに自分の考えを論ずる、ということを課題とする。ポイントをよく把握しているか、どれだけ自分の頭で考えているか、によって評価する。 |
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履修上の注意 |
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教員からのメッセージ |
人間が予め具えている思考の一定の形式が日常の認識を成立させる、というカントの考え方は、それに接すると、世界がひっくり返ったような奇妙な気分にさせられる。また、フッサールの言うノエシス−ノエマの相関関係は、人間の思考の自由さを改めて実感させる。両者とも難しいが、チャレンジして、この感じを体験してもらいたい。 |
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学習・教育目標との対応 |
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関連科目 |
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その他 |
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