開講年度
2006
教育課程名
博士前期課程 専攻別科目
授業科目番号
24
授業科目名
応用化学特別講義
開講曜日と時限
集中講義
教室番号
U301
開講学期
前期
単位数
2単位
対象学科・学年
応用化学専攻1年
必修・選択の別
選択
授業方法
講義
担当教員
原口謙策
教員室番号
H214(杉岡正敏)
連絡先(Tel)
授業後に相談下さい。(教育システム委員または学科長)
連絡先(E-Mail)
Haraguchi-kensaku@aist.go.jp
オフィスアワー
授業のねらい
主題は物質の認識と分離の化学である。種々の化学的認識法及び分離法について学ぶ。特に二相間の物質分配を利用する方法の微量金属分析、レアメタルの湿式精錬、水処理技術等への適用例を中心に紹介し、化学的な物質の認識、分離技術の理解の重要性を示す。
到達度目標
1.物質の認識と分離技術についての知識を会得する。
2.二相間の物質分配現象、及びその応用について理解する。
3.物質の化学的認識と分離技術の重要性を認識する。
授業計画
講義は5日(1日3講義分)に分けて集中的に行う。スライドショー及び板書による。
1日目:分析化学への導入、物質の認識と分離技術の発展
2日目:種々の分析法(ICP-MS, 電気化学的方法など) 
3日目:液〜液分配を利用する分離と分析および工学的応用
4日目:固〜液分配を利用する分離と分析および工学的応用
5日目:最近のトピックス(ファイトレメディエーション、
教科書及び教材
特になし。必要に応じ、参考資料のプリントを配布する。
参考書
日本分析化学会北海道支部編「分析化学反応の基礎」(培風館)。日本分析化学会北海道支部編「膜と界面」(学会出版センター)。C.Vandecasteele & C.B.Block 著(原口紘き他訳)「微量元素分析の実際」(丸善)など。
成績評価方法
出席状況、授業中の態度(30%)とレポート及びテスト(70%)で評価する。
履修上の注意
特になし。
教員からのメッセージ
新素材、生命現象から地球環境、宇宙の科学まで「事物」を分子レベルで解明しようとするとき、いつも物質の認識・識別、及び分離・精製技術の問題が関わって来ます。そのような問題に直面したとき、どんな戦略で問題を解決するかを決定するには、基礎的な化学反応及び分離手法の理解が大切です。



学習・教育目標との対応
関連科目
その他